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[ PRESS RELEASE ] 2002-0061
平成14年3月14日
富士通株式会社
ブロードバンド・インターネットを支える富士通No.120
プロダクト

ブレード型IAサーバの製品化について

〜高さ3Uの筐体に最大20枚のサーバブレードを搭載〜
PRIMERGY

当社は、IA(Intel® Architecture)サーバ「PRIMERGY(プライマジー)」のラインアップにブレード型IAサーバ(*1)(以下「ブレードサーバ」と示す)を加え、2002年第2四半期からの販売開始を予定しております。

当ブレードサーバは、高密度/高集積設計により、高さ3U(約13センチ)の筐体に最大20枚のサーバブレード(*2)の搭載を可能とする省スペース、省電力サーバであり、当社のプラットフォームコンセプト「TRIOLE(トリオーレ)」(*3)に基づいた製品です。
スイッチブレード(LANスイッチ)、マネジメントブレード、電源ユニットを二重化することにより、ネットワーク機能を含めて、より信頼性の高いシステム構築を実現いたします。また、サーバブレードはホットプラグに対応し、他のサーバを停止することなく新たなサーバを追加でき、業務の拡大にも柔軟に対応できます。

さらに、当社デプロイメントソフトウェア(*4)を適用することにより、初期導入時には短時間で複数のサーバブレードに対し、システムを一括して展開することが可能となり、運用中の障害発生時にも遠隔地からのトラブル復旧を実現いたします。業務拡大に伴うシステム拡張時、サーバの追加やソフトウェアの更新に柔軟に対応することができ、ブレードサーバによるシステム導入から運用を、より効率化することができます。

近年、インターネット技術を活用したビジネスの進展に伴い、企業ではシステムのインフラとしてサーバの導入が進んでおります。インターネットに対応するシステムには、24時間365日連続運転を可能にする高い信頼性と、日々増加する業務処理量に柔軟に対応できる高い拡張性が求められております。
ブレードサーバは、ISP(Internet Service Provider)、IDC(Internet Data Center) のWebフロントやホスティングサーバはもちろんのこと、企業においては、分散・拡大したメールサーバの統合や中小規模の基幹業務サーバ利用に加え、GigaLANの標準サポートにより、科学計算分野でのHPLC(High Performance Linux Cluster)システムへの適用も見込んでおります。
ブレードサーバは、当社と富士通・シーメンス・コンピューターズとの共同開発であり、当社は日本国内に加え、北米・アジアパシフィック、富士通・シーメンス・コンピューターズは欧州・中近東・アフリカ向けの販売を予定しております。

【新製品の主な特長】
  1. 高密度
    • 高さ3U筐体にサーバブレードが最大20枚搭載可能。
    • 19インチラック(高さ40Uラックの場合)内に最大260ブレード/520プロセッサまで搭載することが可能。ラック内の占有スペースを従来の1Uサーバと比較して、約1/7に省スペース化。

  2. 省電力化
    • インテル社製低電圧Pentium®lllプロセッサを搭載。従来の1Uサーバに比べ消費電力を最大約1/5(当社従来機比)まで省電力化を実現。

  3. 高信頼性
    • マネジメントブレードにより、各ブレードの監視及び筐体内の電源/ファン/温度監視を実現。
    • ファンの二重化(標準)に加え、電源ユニット、マネジメントブレードは、オプションの追加により二重化構成が可能。

  4. 高速ネットワーク接続
    • サーバブレードは、1Gbpsに対応したオンボードLAN×2ポート標準装備。
    • スイッチブレードは、レイヤー2に対応したギガビットスイッチで、1筐体に最大4台まで搭載可能。
    • スイッチブレードは、サーバブレードとの接続用に1Gbps (ミドルプレーンコネクタ)×10ポートを用意。また、外部接続用には1000BASE-Tインタフェース×3ポートを標準装備し、ネットワークへの高速接続と高いシステムスループットを実現。

  5. システム展開/管理/保守用デプロイメントソフトウェア
    • 初期導入時、短時間で複数のサーバブレードに対してシステムを一括して展開することが可能。短時間で導入から運用までを実現。(当社システム導入支援ソフトウェア「SystemcastWizard」のキーテクノロジを採用)
    • デプロイメントソフトウェアにより各サーバブレードのOSおよびアプリケーションソフトを管理することができ、万が一の障害発生時にも管理コンソールからサーバブレードのOS環境の再構築が可能。

  6. サポートオペレーティングシステム
    • マイクロソフト社の「Microsoft® Windows® 2000 Server」と、Linux OSの最新バ ージョンであるKernel 2.4系に対応したディストリビューションをサポートいたし ます。

【用語説明】
*1ブレード型IAサーバ:
筐体内に、サーバブレード、マネジメントブレード、スイッチブレード、電源ユニット、ファン等を搭載したサーバ。「ブレード」の語意は「刀身」を意味します。
*2 サーバブレード:
約120mm×約405mmの基板にプロセッサ/メモリ/ハードディスクを搭載しています。
*3「TRIOLE(トリオーレ)」:
ブロードバンド/モバイル時代へ向けて、サーバ、ストレージ、ネットワークの三位一体による総合的アプローチを図るプラットフォームコンセプトです。「TRIOLE」自体は、三連符を意味するドイツ語です。
*4 デプロイメントソフトウェア:
複数のサーバブレードを一元的に管理し、対象となるサーバブレードに対して、ハードウェア設定からシステム導入までの一連の処理を短時間,一括自動で実行するソフトウェアです。「デプロイメント」の語意は「配備」を意味します。

【商標について】
  • 記載されている会社名および製品名等は、各社の商標または登録商標です。

以 上



インターネットPRIMESERVER WORLD http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/

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