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| [ PRESS RELEASE ] |
2002-0036
平成14年2月13日
富士通株式会社 |
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プラットフォームコンセプト「TRIOLE」を確立
〜 ブロードバンド・インターネットの時代における最適な企業間コラボレーションを実現 〜
当社はこのほど、サーバ、ストレージ、ネットワークを融合し連携するプラットフォームコンセプト「TRIOLE」(トリオーレ、 *1)を確立いたしました。
当コンセプトは、サーバ、ストレージ、ネットワークの接点に、新たにプラットフォーム層という考えを導入することで、インテリジェントなネットワーク環境を提供します。これにより、情報システムにおいて、快適で安全な企業間コラボレーションを実現します。
新たにプラットフォーム層を導入することで、サーバ、ストレージ、ネットワークをそれぞれ分離独立し仮想化します。加えて、仮想化されたサーバ、ストレージ、ネットワークのそれぞれについて、自律的な運用管理が行えます。具体的には、以下の機能を提供します。
- 他システムに影響を与えず、サーバ、ストレージ、ネットワークを追加、変更する。
- 保守や障害などでサーバを停止する際、代替サーバに自動的に切り替えて業務を継続する。
- 通信負荷を平準化することで、サーバやストレージの能力を最大限に活用する。
- サービス内容や種類に応じて通信の帯域制御を行うことで、業務のレスポンスを保証する。
- 通信経路の障害を、自動検出し自動迂回することで、通信の継続する。
ブロードバンド・インターネットの普及により、情報システムは、企業内の部門間連携から企業間のコラボレーションへの対応と、その役割が拡大しております。その実現のためには、以下の条件が必須となっております。
- 業務量の拡大に応じたシステム能力の容易な拡張。
- システムをトータルで考えた信頼性。
- 高速、高帯域のネットワークを介した安定、安全な通信。
当社は、このような要件を満たし、サーバ、ストレージ、ネットワークを融合し連携させる新プラットフォームを、当コンセプト「TRIOLE」に基づき実現いたします。
なお、当コンセプトの核となるプラットフォームとして、「IP Server(IPサーバ)」を、平成14年4月より提供します。
【「IP Server」について】
「IP Server」は、当社大型汎用機の無停止通信処理装置であるコミュニケーションサーバ「SURE SYSTEM」で培った『仮想化』『自律制御』の技術に基づいて、IPネットワークをインテリジェント化し、快適・安全なブロードバント・インターネットの通信環境を実現します。
「IP Server」は、以下の機能を提供します。
- 専用プロセッサ採用による高速IP処理の実現
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当社と富士通研究所で共同開発したネットワークプロセッサ「Comet(コメット)」を搭載し、IP処理をハード化することで、世界最高レベルの高速性能を実現します。
- 連続運用を実現する業務継続機能
- 無停止増設機能
サーバ、ストレージの増設を自動認識し、通信環境へ自動的に組み込みます。
- 自動切替機能
サーバ、ストレージの稼動状態を監視し、トラブルを検出時には、自動的に切替えます。
- セション維持機能
「IP Server」でトラブルが発生した時には、代替装置に即時切替えを行い、通信を継続します。
- 安定した通信機能
- サーバ負荷分散機能
IPアドレスやポート番号だけでなく、通信データ内の業務情報に基づきアプリケーションサーバへの振り分け等のよりきめ細かなサーバ負荷分散を実現します。
- 通信帯域制御機能
業務毎のQoS (Quality of Service)に基づく帯域制御を行い、エンドtoエンドのレスポンスとスループットを保証します。
- 通信路の自動迂回機能
通信路のトラブルを自動検出し、代替通信路へ自動迂回します。
- セキュリティ機能
VPN(Virtual Private Network)とSSLによりセキュアな通信を保証します。
【用語説明】
- *1：「TRIOLE」
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三連符を意味するドイツ語です。サーバ、ストレージ、ネットワークの三位一体による融合と連携を表します。
【商標について】
- 製品名称等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以 上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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