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[ PRESS RELEASE ] 平成13年12月3日
富士通株式会社
メディアエクスチェンジ株式会社
株式会社パワードコム
東京エレクトロン株式会社
ネットワンシステムズ株式会社

複数のLAN環境を広域イーサネットで接続する共同実験を開始

〜大規模ネットワーク運用管理を一元的に提供〜


富士通株式会社メディアエクスチェンジ株式会社株式会社パワードコム東京エレクトロン株式会社ネットワンシステムズ株式会社は共同で、数100キロメートルに及ぶ全国規模のネットワークを安価なスイッチングハブを用いて構成できる広域イーサネット(*1)と、そのネットワークを用いた各種サービスの運用実験を11月から世界で初めて開始いたしました。
この実験により、これまでフロア毎やセクション毎に設置されていたルータがほとんど不要になり、安価にネットワークが構成できるほか、面倒なデータ配送ルートの設定などをセンタで統一的に管理できるようになるため、分散して行われていた煩雑なネットワーク管理を一元化できることが期待されます。

近年、さまざまな機器がネットワークに接続され、その管理運営コストの増大が問題となっています。また、ネットワークは、通常、フロア毎やセクション毎にルータを介して接続されるため、その運用管理のために、何人ものネットワーク管理者が必要でした。
そこで、このような小規模の分散されたネットワークでなく、ルータを用いずにできるだけ広範囲にネットワークを構成できれば、ネットワークの構築、運用管理に関わるコストを削減することが可能になります。

今回行う共同実験の概要は以下の通りです。

【実験の目的】
単一巨大ネットワークを構築する際に起こるさまざまな問題を検証し、同時にネットワークルーティング技術、運用管理技術の蓄積を行います。

【実験期間】
本年11月から2002年1月末まで(予定)

【実験の内容】
実験では、各部門に設置されたコンピュータを管理の容易なレイヤ2スイッチングハブで接続します。これらを、広域イーサネットを通じてデータセンタに接続します。データセンタと広域イーサネットの間にだけ、L3スイッチを設置します。
このネットワークを用いて行う主な実験項目は次の通りです。
  1. スイッチングハブのみで構成したネットワークの信頼性検証
  2. IPアドレスの管理、DNS、メール、ファイアーウォール、課金等の管理技術の確立
  3. IPv6ネットワークの実証
  4. ビデオ会議、広域分散ストレージ、IPフォン
【期待される効果】
  1. ネットワーク関連費用の軽減
    • 巨大なネットワークが安価なスイッチングハブで構築できます。
    • イントラネットでのネットワーク構築・運用管理に関連するコストを軽減できます。

  2. イントラネット運用負荷の軽減
    • 部署が変わってもプラグアンドプレイでイントラネットを利用できるようになります。
    • IPv6を含めてIPアドレスの管理を、管理元(データセンタなど)で一括して行えます。
    • ネットワークを利用する際の各種設定(DNS, メールサーバ, ファイアーウォール等)を、データセンタで一括して運用・管理できるので、部門毎の運用・管理業務から解放されます。
今後、各社連携し、本技術を用いた新しいサービス形態である OSP事業を展開していく予定です。

【注釈】
*1 : 広域イーサネット
イーサネットとは、コンピュータ間を接続し、データ通信を行うために用いられるネットワークの一つです。LANで標準的に使用されており、WANにおいても中心的なサービスになりつつあります。イーサネットの中でも数100キロに及ぶ全国規模まで拡大できるものを広域イーサネットと呼びます。
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実験概要実験概要
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以 上

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