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[ PRESS RELEASE ] |
2001-0227 平成13年11月6日 富士通株式会社 株式会社富士通研究所 |
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世界初、高品質デジタルビデオ画像を暗号化してリアルタイム送信富士通株式会社と株式会社富士通研究所(社長:藤崎道雄、本社:川崎市)は、超高速通信処理技術Cometを用いて、高品質のデジタルビデオ画像をリアルタイムで暗号化し、インターネットで転送する暗号化動画像ストリーミング技術を世界で初めて開発いたしました。
本技術は、富士通が平成4年度から参加している「技術研究組合新情報処理開発機構 (RWCP: Real World Computing Partnership)」の開発成果の一部で、本技術の詳細は、10月3日から東京ファッションタウン (東京、有明)で開催されるRWC2001最終成果展示発表会にて展示いたしました。
【開発の背景】 ブロードバンド・インターネットの時代には、社会インフラとしてのインターネットの重要性はますます大きくなります。多くのコンピュータが高速なネットワークに常時接続され、インターネットに流れる情報のセキュリティを確保するため、暗号化通信技術は必須になりつつあります。
富士通と富士通研究所およびRWCPは超高速かつ安全なインターネットを実現する目的で、ハードウェア、ソフトウェア双方を対象とする総合的な超高速通信処理技術Cometを開発し、これまでにCometネットワークアダプタとネットワークプロセッサComet NPを発表しました。
この超高速通信技術を用いると、従来の電子メールやWebによる情報の流通だけでなく、高速インターネット通信を活かした新しいアプリケーションが可能になるものと期待されています。
【今回開発した技術】 富士通と富士通研究所およびRWCPは、超高速通信処理技術Cometの応用技術として、高品質のデジタルビデオストリームを、ネットワークプロセッサComet NPを用いて実時間で暗号化し、インターネットで転送するシステム、Comet DV/IPsec を開発しました。
従来の高品質ビデオストリーミングComet DV/IP(*1)を実時間で暗号化するよう拡張したシステム、Comet DV/IPsecは以下のような特長をもっています。
今回開発した高速暗号化インターネット通信技術は高品質デジタルビデオの転送だけでなく、より広い分野への応用が可能です。たとえば、セキュリティを保持しつつ、実時間でやりとりが必要な遠隔治療の医療画像データ通信や、解読鍵を有料で提供する有料ストリーム放送などへの応用が期待できます。
富士通ではブロードバンド・インターネットの発展に貢献すべく、高速インターネット処理とアプリケーションの製品化をめざし、研究開発を続けていく予定です。
以 上 |
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
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