世界初!! SCSIインタフェースを採用した
大容量2.3ギガバイトの『GIGAMOドライブ』新発売
当社はこのほど、SCSIインタフェースを採用した2.3ギガバイト(GB,ギガは10億)容量の3.5型光磁気(MO)ディスク装置『GIGAMOドライブ (*)』を開発し、国内においては 富士通コワーコ株式会社より、海外においては当社の海外拠点を通じて10月9日より販売を開始いたします。
本格的なブロードバンド・インターネット時代を迎え、あらゆる分野においてマルチメディア情報の扱いが増加しております。この様な状況のもとMOディスク装置は、金融機関や電話交換機、監視カメラ、医療機器など、高い信頼性を要求される産業応用分野においても広く使用されています。特に、SCSIインタフェースを採用したMOディスク装置は、長い間、多くの採用実績をもっております。今回、SCSIインタフェースを採用した2.3GBの『GIGAMOドライブ』の販売を開始することで、産業応用分野での使用を拡大します。
加えて、通信機器や金融システムなど採用実績の多い海外のお客様へも、より大容量化と高速化を施した最適な大容量リムーバブル記憶装置として幅広く普及を進めてまいります。
なお当社は、ATAPIインタフェースを採用した2.3GBの『GIGAMOドライブ』を本年7月より販売しております。
- 【OEMサンプル価格】
- 2.3GB容量の『GIGAMOドライブ』「MCJ3230SS 」 :6万円 (税別)
- 【OEM出荷開始時期】
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サンプル | : | 平成13年10月9日より |
量産 | : | 平成13年11月より |
- 【販売目標】
- 今後3年間で50万台
【MCJ3230SSの特長】
1. SCSIインタフェースに対応
高速で安定したデータ転送が可能なSCSI-2(Fast-20)を採用しています。これにより、 MOディスク装置とPCや専用機器間を最大毎秒20メガバイト(MB,メガは100万)で接続できます。
2. 世界最高速のデータ転送速度を実現
2.3GB媒体使用時におけるデータ転送速度を3.5型MOディスク装置では世界最高速となる毎秒8.38MBを実現しました。また1.3GB媒体使用時には、ヘッド位置によって最適なディスク回転数に切り替え高速記録を実現するZCLV方式を採用しており、8Mbpsの高画質MPEG2データを直接GIGAMO媒体へ記録できます。
3. 最大2.3GBの大容量を実現
SCSIインタフェースを採用した3.5型MOディスク装置として、世界で初めて2.3GBの大容量を実現いたしました。これは第一世代である128MBの17倍の容量にあたります。
4. インターネットコンテンツの著作権を保護するメディアID機能に対応
10月1日に発表した「USB 2.0対応GIGAMOドライブ」と同様に、音楽や映像などデジタルコンテンツの著作権保護を実現するメディアID機能を採用しています。本機能を利用し、ビジネスにおけるデジタル文書の原本管理など、多様な応用分野への広がりが期待されます。
5. 従来媒体との互換性を維持
128MB,230MB,540MB,640MB,1.3GB媒体との互換性を維持することで、お客様の資産をそのまま活用できるようにしています。
- 【用語説明】
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- *:GIGAMOドライブ
- 富士通とソニー株式会社が共同で開発した1GBを超える大容量3.5型MOのフォーマット規格を採用するディスク装置です。1.3GB、2.3GB規格が決められております。
- 【登録商標について】
- 記載されている製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以 上
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