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[ PRESS RELEASE ] 2001-0136
平成13年7月9日
富士通株式会社
ブロードバンド・インターネットを支える富士通No.031
プロダクト


博物館、美術館収蔵品管理システム「Musethque Light」新発売

〜世界初の「階層型電子すかし」技術を利用〜


当社は、世界で初めて「階層型電子すかし」技術(世界特許出願中)を開発し、当技術を適用することで、インターネット上で電子博物館や電子美術館を実現することを可能とした収蔵品管理システム「Musethque Light(ミューズテイク ライト)」を、7月9日より発売開始いたします。

当製品は、歴史系、美術系、自然系など、さまざまな博物館に対応する収蔵品管理システムです。世界で初めての「階層型電子すかし」技術を適用することにより、データセキュリティ保持が可能なため、インターネット等を通じて博物館の収蔵品を閲覧可能な電子博物館を実現したり、DVD等の電子媒体で収蔵品データを販売したりといった利用が可能となります。

ブロードバンド・インターネットの時代には、博物館の展示品もネットワークを通じて閲覧したいという要望が高まっています。しかし、違法改ざん、不正コピーなどの著作権の問題があり、なかなか普及実現しませんでした。そこで、「電子すかし」の技術が生まれ複製や加工を防止してきました。
しかし、それだけではコンテンツに対する保護が十分ではなく、
  1. コンテンツ提供者の利益確保が出来ない
  2. 重要なコンテンツの漏洩の危険性がある
  3. コンテンツ改ざんの危険性がある
といった問題がありました。そのため、特定の利用者だけにコンテンツの複製や加工が行え、不正にコピーされた場合でも、確実にオリジナルの識別ができる技術開発が望まれていました。

当社は、画像に電子透かしを埋め込む方法に加え、鍵を埋め込む方法を併用し、その鍵を持っている特定の利用者のみが原画像コンテンツの複製や加工を行える階層型電子すかし技術を開発いたしました。

「Musetheque Light」は、博物館の収蔵品のデジタルコンテンツにこの技術を適用し、データの管理を簡単にしかも確実におこなうソフトウェアです。不正コピー防止機能を搭載したことによって、コンテンツデータの登録と同時にインターネット公開が可能となります。

なお、このパッケージを利用することにより、総務省の「デジタルコンテンツ制作に対する地方交付税措置」への対応が可能となります。各博物館等に収蔵されている文化財等を保護し、地域文化の情報発信のための整備を行うという政府方針に沿うものです。

【価格(税別)】180万円から
【販売目標】3年間で1000セット
【出荷開始時期】平成13年7月9日より
【商標】記載されている製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

以 上

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製品紹介ホームページ http://segroup.fujitsu.com/ivision/syakai/syakai.html
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