3.5インチ磁気ディスク装置 世界最高の内部データ転送速度を実現
〜世界初!! ULTRA320インタフェースを採用した毎分1万5千回転の磁気ディスク装置〜
当社はこのほど、ULTRA320 (*1)インターフェースを採用した毎分1万5千回転の3.5インチ磁気ディスク装置「MAM3XXXシリーズ」2機種を開発し、国内においては 富士通コワーコ株式会社より、海外においては当社の海外拠点を通じて、OEM (*2)市場向けに販売を開始いたします。
当新商品は、ディスクの回転速度をこれまでに比べ約50%上げることで、世界最高の内部データ転送速度(最大毎秒89メガバイト)と世界最高レベルの平均シークタイム(読み込み時3.5ミリ秒)を実現しています。これにより、大容量のデータ蓄積に加えて高速トランザクション処理が求められるワークステーションやインターネットに利用されるサーバ、RAID (*3)などに最適な磁気ディスク装置として使用できます。
【「MAM3XXXシリーズ」の特長】
- 業界トップクラスの超高速回転15,000rpm
従来の10,025rpmから約50%向上し、15,000rpmにスピードアップすることで高性能化を実現しました。
- データの高速転送により、高性能システムに最適
内部データ転送速度は、これまでに比べ5%向上し、最大毎秒89メガバイトの世界最速を実現しています。
読み込み時の平均シークタイムは、これまでの4.5ミリ秒から3.5ミリ秒に短縮され、36GBモデルでは、世界最高レベルの性能を実現しています。
8MBのバッファメモリーを標準搭載しているため、大容量なデータを記録する際も、高速な読み込みと書き込みが行えます。
- ULTRA320に対応
インターフェースには転送速度が毎秒160メガバイトのULTRA160の他に、転送速度が毎秒320メガバイトのULTRA320を採用しています。磁気ディスク装置と上位ホスト間のデータ転送(インターフェースデータ転送)は、最大で毎秒320メガバイトを達成しています。
なお、ULTRA320対応装置の出荷は、平成13年10月を予定しています。
当製品は、ディスクの枚数の違いにより、18.4GB、36.7GBの2機種をラインナップしております。
- 【OEMサンプル出荷時期】
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「MAM3XXX」 | 18.4GBモデル | : | 平成13年7月より順次出荷開始 |
「MAM3XXX」 | 36.7GBモデル | : | 平成13年7月より順次出荷開始 |
- 【販売目標】
- 「MAM3XXX」2機種合計で、今後1年間に50万台の販売を計画しています。
【用語説明】
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- *1 : ULTRA320
- ホストとハードディスクなどの記憶装置を接続するSCSI規格のインターフェース。「ULTRA4」とも呼ばれ、転送速度は最大で320MB/秒とULTRA160の2倍となっている。
- *2 : OEM
- 相手先ブランドによる販売。
- *3 : RAID
- 複数のハードディスクをまとめて1台のハードディスクとして管理する技術およびそれを用いたハードディスク装置。
【商標について】
- 記載されている製品名などは登録商標、あるいは商標です。
以 上
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