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[ PRESS RELEASE ] 2001-0058
平成13年4月10日
富士通株式会社

通信分野の開発関係会社の統合再編について

当社はこのほど、通信分野の開発・設計子会社の7社を、本年6月1日に以下の通り3社に統合し、開発の効率化を図るとともに、顧客ニーズに応え、より質の高いネットワーク製品・技術をスピーディに提供してまいります。

1.新会社「富士通東日本ディジタル・テクノロジ株式会社」
富士通北海道ディジタル・テクノロジ(株)と富士通東北ディジタル・テクノロジ(株)を統合

2.新会社「富士通ディジタル・テクノロジ株式会社」
富士通ディジタル・テクノロジ(株)と富士通北陸通信システム(株)および富士通関西中部ネットテック(株)の一部(内、フォトニック製品ハード開発部門)を統合

3.新会社「富士通東日本コミュニケーション・システムズ株式会社」
富士通北海道通信システム(株)と富士通東北通信システム(株)を統合

近年のインターネットを中心とした情報通信サービスの急速な進歩の中で、それを支えるネットワークシステムでは、フォトニック*1、IMT-2000*2,IP*3の分野が大きく成長しており、技術の進展が著しく、グローバル競争も熾烈です。

7社はこれまで、各地域の優秀な人材により、世界最先端のネットワークシステムの開発を行うとともに、地域の発展に貢献してまいりました。
今回、この7社に分散している要素技術およびプロジェクトを、「次世代通信アナログ技術」、「フォトニック製品開発」、「ネットワーク監視系ソフト開発」の重点3分野に統合・集約を図り、先端技術の専門性を追求することにいたしました。

今後、新会社3社は、情報通信サービスの発展に向けて、専門技術分野のリソースを集約させ、開発力の強化・効率化・スピードアップの徹底を目指します。
富士通および新会社は、世界最先端の技術力を駆使して、ITの発展に貢献してまいります。

【新会社の概要】

1.「富士通東日本ディジタル・テクノロジ株式会社」 〜次世代通信アナログ技術の強化〜

(1)合併期日:平成13年6月1日
(2)社 名:「富士通東日本ディジタル・テクノロジ株式会社」
(FUJITSU HIGASHI-NIHON DIGITAL TECHNOLOGY LIMITED)
(3)代 表 者:代表取締役 吉久保 紀夫
(4)資 本 金:2億円(富士通(株)全額出資)
(5)本 店:札幌市北区北七条西4-3-1
(6)売 上 高:約102億円(平成13年度見込み)
(7)人 員:約540名
(8) 既存の会社概要:
<富士通北海道ディジタル・テクノロジ(株) / 富士通東北ディジタル・テクノロジ(株)の概要>
 富士通北海道ディジタル・テクノロジ(株)富士通東北ディジタル・テクノロジ(株)
代表者代表取締役 吉久保 紀夫代表取締役 白井 憲二
資本金1億円(富士通(株)全額出資)1億円(富士通(株)全額出資)
設 立1990年12月21日1985年4月5日
本 店札幌市北区北七条西4-3-1仙台市青葉区一番町1-2-25
売上高約28億円(平成12年度見込)約64億円(平成12年度見込)
人 員約170名約300名
事業内容・光デバイス・モジュールの開発
・移動通信端末のハード開発
・光伝送/光アクセスシステムのハード開発
・移動無線基地局のハード開発

2.「富士通ディジタル・テクノロジ株式会社」 〜フォトニック製品開発の強化統合〜

(1)合併期日:平成13年6月1日
(2)社 名:「富士通ディジタル・テクノロジ株式会社」
(FUJITSU DIGITAL TECHNOLOGY LIMITED)
(3)代 表 者:代表取締役 坂井 昌勝
(4)資 本 金:4億円(富士通(株)全額出資)
(5)本 店:横浜市港北区新横浜2-3-9
(6)売 上 高:約140億円(平成13年度見込み)
(7)人 員:約700名
(8) 既存の会社概要:
<富士通ディジタル・テクノロジ(株) / 富士通北陸通信システム(株) /
富士通関西中部ネットテック(株)の概要>
 富士通
ディジタル・テクノロジ(株)
富士通
北陸通信システム(株)
富士通
関西中部ネットテック(株)
代表者代表取締役 坂井 昌勝代表取締役 小林 敏雄代表取締役 小西 勝義
資本金2億円
(富士通(株)全額出資)
1億円
(富士通(株)全額出資)
3億円
(富士通(株)全額出資)
設 立1983年4月5日1990年4月2日1983年4月21日
本 店横浜市港北区新横浜2-3-9金沢市本町1-5-2大阪市中央区城見2-2-53
売上高約62億円
(平成12年度見込)
約33億円
(平成12年度見込)
約145億円 <約32億円>*
(平成12年度見込)
人 員約370名約130名約780名<約180名>*
事業
内容
・光伝送システムのハード開発
・光アクセスシステムのハード開発
・光伝送システムのソフト開発
・伝送NMSのソフト開発
・キャリア向けノードシステムの開発
・エンタープライズIPの開発
<・光伝送システムのハード開発>*
<・光アクセスシステムのハード開発>*
*)富士通関西中部ネットテック(株)の概要の内、< >は、今回分割対象

3.「富士通東日本コミュニケーション・システムズ株式会社」

〜ネットワーク監視系ソフト開発の強化統合〜

(1)合併期日:平成13年6月1日
(2)社 名:「富士通東日本コミュニケーション・システムズ株式会社」
(FUJITSU HIGASHI-NIHON COMMUNICATION SYSTEMS LIMITED)
(3)代 表 者:代表取締役 鈴木 誠
(4)資 本 金:2億円(富士通(株)全額出資)
(5)本 店:仙台市青葉区一番町3-3-5
(6)売 上 高:約63億円(平成13年度見込み)
(7)人 員:約410名
(8) 既存の会社概要:
<富士通東北通信システム(株)/富士通北海道通信システム(株)の概要>
 富士通東北通信システム(株)富士通北海道通信システム(株)
代表者代表取締役 鈴木 誠代表取締役 金谷 義人
資本金1億円(富士通(株)全額出資)1億円(富士通(株)全額出資)
設 立1985年3月11日1988年5月20日
本 店仙台市青葉区一番町3-3-5札幌市厚別区下野幌テクノパーク1-1-5
売上高約30億円(平成12年度見込)約38億円(平成12年度見込)
人 員約200名約190名
事業内容・キャリア向けノードシステムのソフト開発
・伝送NMSのソフト開発
・光伝送システムのソフト開発
・キャリア向けノードシステムのソフト開発
・NMSのソフト開発

(注)
*1 フォトニック:
光通信で高速・大容量の情報通信が可能
*2 IMT-2000:
移動通信システムの次世代方式(2001年5月にNTT DoCoMo殿が世界に先駆けてサービス開始予定)
*3 IP:
インターネットを構成する通信技術

以 上

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