当社はこのほど、ネットワークディスクアレイ「NR1000 Fシリーズ」の新商品として、中規模システム向け「NR1000 F320」と小規模システム向け「NR1000 F85」の2機種を、2月14日より販売を開始します。
あわせて、Webアクセスなどにおいてデータのキャッシングを行なうアプライアンスキャッシュサーバ「NR1000 Cシリーズ」4機種「NR1000 C110」「NR1000 C115」「NR1000 C310」「NR1000 C610」を、同日より販売開始いたします。
近年、インターネットの普及に伴い、ネットワーク上の情報が爆発的に増加しております。ISPや通信事業者は、これらの大量な情報にアクセスできるようWebサイトの応答速度の向上を図っており、高速かつ大量な情報にアクセスが可能なディスクアレイを求めております。
当社は、このようなご要望に応えるため、NAS(Network Attached Storage)市場において全世界の60%以上のシェアを持つNetwork Appliance Inc. (ネットワーク・アプライアンス社、本社:米国、 *)と、平成10年11月にテクニカルパートナー契約を締結し、ネットワーク・アプライアンス社のNAS商品を「NR1000シリーズ」として販売してまいりました。NASは、高速なデータ転送、業界標準の通信プロトコル(NFS、CIFS、HTTP)の採用による柔軟な接続性、運用管理の容易さ、データ共用などの特長があり、年率63%もの成長が見込まれております。今回、「NR1000 Fシリーズ」と名称を変更し、販売いたします。
また、ネットワーク・アプライアンス社のデータのキャッシングを行なうアプライアンスサーバも、「NR1000 Cシリーズ」として販売を開始いたします。
「NR1000 F320」は、従来機に比べ、最大記憶容量は2.2倍の3TB(テラバイト)、性能(アクセス速度)は約1.5倍を実現しています。「NR1000 F85」は、従来機に比べ、最大記憶容量は1.28倍の648GB、性能(アクセス速度)は約1.5倍を実現しております。一般オフィスやCADシステム、ISPのコンテンツストレージシステムなどの幅広い用途で、お客様は快適にネットワークを利用できます。
「NR1000 Cシリーズ」は、「RealPlayer」や「Windows Media Player」などの主要動画ソフトに対応しており、Webサイトでの動画配信を高速に実行できるキャッシュサーバです。今回、システムの規模に応じた4機種をご提供いたします。一般のオフィスからIDC(Internet Data Center)などのネットワークの高負荷の環境下でもご利用いただけます。
【販売目標】
今後2年間で、「NR1000 Fシリーズ」「NR1000 Cシリーズ」合計で、全体で5,000台の国内販売を予定しております。
【税別価格と出荷開始時期】
・「NR1000 F320」(108GB構成時) | : | 1,496万円より、平成13年2月14日から |
・「NR1000 F85」(108GB構成時) | : | 318万円より、平成13年2月14日から |
・「NR1000 C610」(108GB構成時) | : | 1,416万円より、平成13年2月28日から |
・「NR1000 C310」(108GB構成時) | : | 772万円より、平成13年2月28日から |
・「NR1000 C115」(72GB構成時) | : | 167万円より、平成13年2月28日から |
・「NR1000 C110」(9GB構成時) | : | 95万円より、平成13年2月28日から |
【ネットワーク・アプライアンス社からのコメント】
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「今回、富士通が日本市場において、当社の商品を販売することを歓迎いたします。当社のファイルサーバ『Filer』に加え、今回からキャッシュサーバ『NetCache』も米ネッワーク・アプライアンス社の発表と同時に販売することになります。富士通は、日本のみならず米ネットワーク・アプライアンス社においても戦略的パートナーであり、今後も両社の関係を一層強化してまいります。」
日本ネットワーク・アプライアンス株式会社 代表取締役社長 鈴木 康正
【注釈】
- * Network Appliance Inc.:
- 同社は、1992年にファイルサーバ専業メーカとして設立されております。
【登録商標について】
- 社名、製品名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。
以 上
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