富士通株式会社は、金融・公共・通信市場へのスピーディな対応と大規模社会システムの開発力強化のために、グループ企業の 株式会社富士通金融システムズ(本店 : 東京都大田区、代表 : 代表取締役社長 長谷川 展久)と 株式会社富士通ソーシアルシステムエンジニアリング(本店 : 東京都品川区、代表 : 代表取締役社長 天野 孝夫)を本年10月1日に合併し、 「株式会社富士通アドバンストソリューションズ」を設立いたします。
2003年度には、新会社を中核に、富士通グループの大規模社会システムの開発体制を1万人体制に拡大いたします。
近年、金融ビッグバンの進展に伴い、大手都市銀行を中心とした統合・合併により大規模システムの統合や地方銀行における基幹システムの共同化が進んでおります。また、行政改革・通信自由化の進展の中で、インターネットを中心としたIT(情報技術)を活用した電子政府、電子商取引等、社会・経済システムが大きく変化しております。こうした状況の中で、お客様はITによる経営や行政のスピードアップと、さらなるサービスの高度化を求めております。
このようなニーズにお応えするために、富士通(株)は、高信頼・高性能な大規模社会システム構築の中核となる新会社を設立いたします。新会社の母体となる(株)富士通金融システムズと(株)富士通ソーシアルシステムエンジニアリングは、それぞれ金融系システムの構築、公共・通信系システムの構築を中心にビジネスを推進してまいりました。これまで培ってきた両社の強みである金融・公共の業種ノウハウと、大規模システム構築の経験を結集いたします。
新会社の設立により、金融・公共・通信市場における大規模化・複合化するWebシステムの開発力を強化し、スピーディな対応を図るとともに、安全に24時間365日システム運用できるアウトソーシングサービスを推進するなど、お客様にトータルソリューションを提供してまいります。
新会社は、本店を現在の(株)富士通金融システムズに置き、従業員1,200人体制で、2000年度売上高約400億円、2003年度には約1,000億円を目標としております。
富士通グループでは、現在6,500人の金融・公共系のソリューション・エキスパートを保有しておりますが、3年後にはこれを1万人体制に拡大いたします。これに伴い、新会社も、現在の1,200人から3,000人体制に質・量ともに充実させてまいります。
[新会社の概要]
1. | 合併期日 | : | 平成12年10月1日 |
2. | 社名 | : | 株式会社富士通アドバンストソリューションズ (FUJITSU ADVANCED SOLUTIONS LIMITED) |
3. | 代表者 | : | 代表取締役社長 長谷川 展久(はせがわ のぶひさ) (現(株)富士通金融システムズ 代表取締役社長) |
4. | 資本金 | : | 7億円 |
5. | 本店 | : | 東京都大田区西蒲田7−37−10 |
6. | 売上高 | : | 約400億円(平成12年度見込み) |
7. | 従業員数 | : | 1,200人 |
【(株)富士通金融システムズおよび(株)富士通ソーシアルシステムエンジニアリングの概要】
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| (株)富士通金融システムズ | (株)富士通ソーシアルシステムエンジニアリング |
代表者 | 代表取締役社長 長谷川 展久 | 代表取締役社長 天野 孝夫 |
資本金 | 4億円(富士通(株)全額出資) | 3億円(富士通(株)全額出資) |
設立 | 1982年8月20日 | 1984年9月20日 |
本店 | 東京都大田区西蒲田7−37−10 | 東京都品川区東五反田1−22−1 |
売上高 | 210億円(2000年度計画) | 180億円(2000年度計画) |
人員 | 670名(2000年5月末現在) | 530名(2000年5月末現在) |
事業内容 | 金融システムに関するトータル事業
システムソリューションの提案 システムインテグレーション事業 ソフトウェア・プロダクトの開発・販売 ソフトウェア・パッケージの開発・販売 |
官公庁システムに関するトータル事業 システムソリューションの提案 システムインテグレーション事業 ソフトウェア・プロダクトの開発・販売 ソフトウェア・パッケージの開発・販売 |
以 上
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