当社はこのほど、株式会社PFU(代表取締役社長:加藤榮護、本社:石川県河北郡)と共同で、和文名刺と英文名刺の読み取りが可能な名刺管理ソフトウェア「名刺OCR V2.0」を開発しました。 本製品は当社及び、富士通ミドルウェア株式会社(代表取締役社長:渡邊直昭、本社:神奈川県横浜市)より、5月25日から販売を開始し、7月7日より提供いたします。
「名刺OCR」は、名刺の文字情報をスキャナからパソコンに取り込み、名刺情報の検索と印刷を容易にする名刺管理ソフトウェアとして、昨年10月の発売以来ご好評いただいております。
今回の「名刺OCR V2.0」は、お客様からの要望が多かったOutlookデータとのシンクロナイズ機能などを新たに追加し、名刺の管理能力や使いやすさをさらに向上させました。
【名刺OCR V2.0の主な強化ポイント】
- Outlookデータとの連携を強化
メニュー選択で、名刺OCRのデータとOutlook(連絡先)データとのシンクロナイズ(同調)を行うことができます。 これにより、どちらで更新操作を行っても双方のデータを最新の状態に反映することができます。
- 名刺データの確定/未確定指定
取り込み済みの名刺データに、確定もしくは未確定のチェックが付けられます。 OCR認識した複数件の名刺データに対して後から修正作業を行う場合に、修正済と未修正データの区別を行うことができます。 参照作業中の操作ミスによる、データの改ざんを防止することもできます。
- 電子メールソフトと起動連携
認識結果の電子メールアドレス項目をダブルクリックすることにより、お使いの電子メールソフト(*1)が起動され、スムーズに宛先人にメール発信を行うことができます。
- Microsoft(R) Windows(R)2000に対応
最新のOS、Microsoft(R) Windows(R)2000 Professionalに対応しております。
【標準価格】
- 35,000円(税別)
- 「名刺OCR V1」からのバージョンアップは、12,000円(税別)です。
ユーザ登録されている方には、富士通よりご案内を送付いたします。
【提供開始】
平成12年7月7日
【販売目標】
今後2年間で、10,000本の販売を予定しています。
【動作環境】
対応OS | : | Microsoft(R) Windows(R)98/95、 Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation 4.0、 Microsoft(R) Windows(R)2000 Professional が動作するパーソナルコンピュータ(AT互換機) |
CPU | : | Pentium166MHz 以上を推奨 |
メモリ | : | 32MB以上 |
ハードディスク | : | 70MB以上(インストール時) |
【「名刺OCR」主な機能と特長】
- 複数の名刺も一括に読み取り可能
フラットベッドタイプ(*2)のスキャナを用いることにより、A4程度の読み取り面に並べた複数の名刺を個別に認識できます。 角度も自動補正して、一括して取り込むことができます。
- 和文名刺と英文名刺の両方を読み取り可能
英文の名刺情報を読み取り可能なOCR(*3)機能を標準で搭載しています。 和文の名刺に記載の「e-mailアドレス」も読み取りが可能です。
- 多様な形式に出力し、データを有効活用
名刺情報は、Excel、Accessで使用できるCSV形式はもちろん、市販のハガキ作成ソフトウェア(筆まめ、筆王、筆自慢、はがきステジオなど)の形式や、住所録管理ソフト(Jアドレス、Outlook)などの住所録の形式に出力できます。
【注釈】
- *1:お使いの電子メールソフト
- システムにおいて標準メールとして設定されている電子メールソフトウェアです。 各メールソフトウェア又はInternet Explorerにおいて設定することができます。 但し、本機能をサポートしていない電子メールソフトについては無効となります。
- *2:フラットベッドタイプ
- 平面原稿を走査し、ピクセル画像に変換するスキャナ装置です。
- *3:OCR(Optical Character Recognition)
- 紙面の文字に光をあて、その反射光線を受けてその文字が何であるかを識別して符号化し、文字認識を行うことです。
【商標】
- Microsoft、Windows、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- Pentiumは、Intel Corporationの登録商標です。
- その他の名称については、各社の登録商標または商標です。
以 上
|