トヨタ自動車にて民間企業で世界最大のスパコンを導入
〜 HPCサーバ「FUJITSU VPP5000シリーズ」で新車の開発期間を短縮 〜
当社は、トヨタ自動車株式会社殿(以下 トヨタ自動車、本社:愛知県豊田市、取締役社長:張富士夫)より、世界最高速のベクトル型スーパーコンピュータであるHPCサーバ「FUJITSU VPP5000シリーズ」を選定頂きました。 当システムは、2月25日に導入され、3月より本格稼働を開始いたします。
今回、本格稼動する「FUJITSU VPP5000シリーズ」は、30のベクトル型PE(*1)で構成され、理論最大性能は288GFLOPS(*2)となります。加えて、320GBの大容量メモリを搭載しており、民間企業で処理性能が世界最大の(*3)スーパーコンピュータとなります。
当社は、世界で400システム以上のスーパーコンピュータの販売実績があり、自動車メーカはもとより、電機、重工、建設、大学や研究機関など様々なお客様に使用されています。 スーパーコンピュータの販売実績において、日本ではトップシェア、全世界においても第2位のシェアを保持しております。
今後も、トヨタ自動車殿の「FUJITSU VPP5000シリーズ」の本格稼動を契機として、増大する解析業務の需要をもつ自動車業界へ、一層の販売活動を行います。
HPCサーバ「FUJITSU VPP5000シリーズ」は、1プロセッサで最大性能9.6GFLOPSと、世界最高速のベクトル型CMOSプロセッサを搭載しています。 最大512プロセッサまでシステム性能をリニアに上げることができ、理論最大性能4.9TFLOPS(*4)を発揮する最新鋭のスーパーコンピュータです。
【用語説明】
*1: |
PE Processing Element、演算装置
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*2: |
GFLOPS(ギガフロップス)
1秒間に10億回の浮動小数点演算ができる演算能力。
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*3: |
民間企業で処理性能が世界最大
民間企業で使用されているベクトル型スーパーコンピュータのうち、1システムの処理性能で世界最大の処理性能を持つ。
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*4: |
TFLOPS(テラフロップス)
1秒間に一兆回の浮動小数点演算ができる演算能力。
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【商標について】
- 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以上
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