IAサーバ「GRANPOWER5000シリーズ」新ラインアップを提供
〜 新開発のマネジメントパネルによりRAS機能(*)を大幅に強化 〜
当社はこのほど、IA:Intel(R) Architectureサーバ「GRANPOWER(グランパワー)5000シリーズ」において、新ラインアップを開発し、1月17日より販売を開始いたします。
近年、拡大するインターネットビジネスのプラットフォームとしてIAサーバの導入が見込まれており、処理性能の向上が重要な課題となっています。また、ビジネスの多様化に合わせて、様々な用途で目的別にサーバの導入が求められております。
今回、「GRANPOWER5000シリーズ」では、このようなニーズに応えるために、以下の製品を提供いたします。(*RAS:Reliability Availability Serviceability)
- ハードウェアアーキテクチャおよびデザインを一新した新ラインアップを提供
今回、新開発のマネジメントパネルを搭載、RAS機能を大幅に強化した新モデルとして、1WAYエントリーサーバ「ES200」、 2WAYエントリーサーバ「ES300」、2WAYミッドレンジサーバ「MS400」、4WAYミッドレンジサーバ「MS600」を新たに提供いたします。
- 新開発のマネジメントパネル「IMP(Integrated Management Panel)」を標準搭載し、CPU、メモリ、ハードディスク等、ハードウェアの故障診断、予防保守を行う対象部品および、項目を拡大し、RAS機能を大幅に強化(「ES200」「ES300」「MS400」「MS600」)。
- 0.18ミクロンのプロセス技術を採用した新世代Pentium(R)IIIプロセッサを採用(「ES200」「ES300」「MS400」)。
- 133MHzの高速ホストバスの採用、1.6ギガバイト/秒の高速メモリアクセスの実現により、処理性能を向上 (「ES300」「MS400」)。
- 転送速度毎秒160メガバイトを実現する「Ultra160 SCSI」に対応し、ハ-ドディスクの高速データ転送を実現 (「ES300」「MS400」「MS600」)。
- 最新ネットワークOS「Microsoft (R) Windows 2000 Server」タイプを提供(「ES200」)。
- 「モデル280」「モデル380」に最新Pentium(R)IIIプロセッサ搭載タイプを提供
「モデル280」「モデル380」に、Pentium(R)III 750MHzを搭載したタイプを追加、最新Pentium(R)IIIプロセッサでラインアップの強化を図ります。
【税別価格および出荷時期】
「GRANPOWER5000 ES200」 | : |
15万8千円より、2月中旬より出荷開始 |
「GRANPOWER5000 ES300」 | : |
91万8千円より、2月下旬より出荷開始 |
「GRANPOWER5000 MS400」 | : |
116万円より、2月下旬より出荷開始 |
「GRANPOWER5000 MS600」 | : |
158万円より、2月下旬より出荷開始 |
「GRANPOWER5000モデル280」 | : |
54万8千円(税別)より、2月上旬より出荷開始 |
「GRANPOWER5000モデル380」 | : |
89万円(税別)より、2月上旬より出荷開始 |
【販売目標】
今後2年間で、IAサーバ(GRANPOWER6000シリーズ,teamserverを含む)全体で、国内/海外あわせて20万台の出荷を予定しています。
今回発表により、「GRANPOWER5000シリ-ズ」のラインナップは以下の通りとなります。
- 1WAYエントリーサーバ『ES200』(モデル180後継機)
- 2WAYエントリーサーバ『モデル280』
- 2WAYエントリーサーバ『ES300』(モデル280上位機)
- 2WAYミッドレンジサーバ『モデル380』
- 2WAYミッドレンジサーバ『MS400』(モデル380上位機)
- 4WAYミッドレンジサーバ『MS600』(モデル580後継機)
- 8WAYハイエンドサ-バ『HS900』
【その他の新製品の追加】
- 「モデル380 9.1GB×8フルアレイタイプ(特別モデル)」のキャンペーン提供
「GRANPOWER5000モデル380」に9.1GBハードディスクを8個標準搭載した「フルアレイタイプ」を、大幅な低価格にて2000年3月末までの期間限定、50台の台数限定でご提供いたします。本タイプは、積み上げ価格に比べ25%の価格引下げを行っています。
「GRANPOWER5000モデル380」9.1GB×8フルアレイタイプ(特別モデル)
[Pentium(R)III 450MHz×2、MEM:256MB、HD:9.1GB(7200rpm)×8(RAID5)、
SCSIアレイコントローラカード(16MBキャッシュ)、電源ユニット、
Microsoft(R) Windows NT(R) Server 4.0インストール(10CAL)]
:143万8千円(税別)、2月上旬より出荷開始
- 高速・大容量バックアップが可能な「DLTライブラリ装置」および「DATユニット(DDS4)」提供 システムの大規模化にともない、複数サーバから共有して大容量データを高速にバックアップできる装置が求められております。今回、そのようなニーズに対応するため、「GRANPOWER5000シリーズ」に接続可能な共有バックアップ装置「DLTライブラリ装置(GP-DLL353)」を提供いたします。本装置は35GBのバックアップ媒体を最大30巻搭載でき、最大1.05TBのバックアップが可能です(オプション追加時)。
また、新たにDDS-4規格に対応した「DATユニット」を提供いたします。本装置は20GB(非圧縮時)/40GB(圧縮時)のバックアップが可能で、内蔵および外付ユニット、オートチェンジャタイプ[6巻装着,容量:120GB(非圧縮時)/240GB(圧縮時)]を提供いたします。
「DLTライブラリ装置(GP-DLL353)」 | : |
410万3千円(税別)、2月下旬より出荷開始 |
「内蔵DATユニット(DDS4)」 | : |
27万円(税別)、2月中旬より出荷開始 |
「外付DATユニット(DDS4)」 | : |
29万円(税別)、2月中旬より出荷開始 |
「DATオートチェンジャ(DDS4)」 | : |
59万円(税別)、2月中旬より出荷開始 |
【エンハンスのポイント】
今回発表するGRANPOWER5000シリーズの主な強化ポイントを以下に記します。
(1) |
新開発マネージメントパネルにより、RAS機能を大幅向上
ハードウェア管理専用プロセッサを実装したマネジメントパネル「IMP(Integrated Management Panel)」の標準搭載により、RAS機能を大幅に強化しました。(「ES200」「ES300」「MS400」「MS600」)
- 高速故障診断機能「FRD2(Fast Reliable Diagnosis2)」
故障検出対象ユニット,部品の範囲を大幅に拡大し、ログまたはサーバ前面のLCDに、エラーメッセージを約200種類表示し、迅速なエラーの解析と故障部品の識別が可能です。
- 予防保守機能「PMA2(Preventative Maintenance Alerting2)」
故障予測通知機能に加え、定期交換が必要なパーツの管理機能を追加しました。
- 自動再起動機能「ASR2(Auto Server Restart2)」
サーバ運用中におけるハングアップでの自動再起動機能に加え、システムブート中でのハングアップ検出機能を追加しました。
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(2) |
高可用性を実現する豊富な機能
ハードディスクベイ、冗長電源機能および冗長ファンのホットプラグ対応、ホットプラグ対応PCIスロット等、システムの可用性を高める機能を充実しました(モデルにより異なる)。 また、周囲温度の変化を自動的に検知して回転数を変化させる「プロアクティブ・ファン」を採用し、可用性を向上させかつ低騒音化も同時に実現しました。(「ES200」、「ES300」、「MS400」、「MS600」) *PCIホットプラグは、OSによる対応が必要。
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(3) |
「0.18ミクロンのプロセス技術」を採用した新世代Pentium(R)IIIプロセッサを搭載
CPUには、「0.18ミクロンのプロセス技術」を採用し、CPUと同じ周波数で動作する二次キャッシュを256KB内蔵した最新のPentium(R)IIIプロセッサを搭載しました。(「ES200」、「モデル280、「ES300」、「モデル380」、「MS400」)
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(4) |
高性能「Intel 840チップセット」により、システムパフォーマンスを向上
FSB(フロント・サイド・バス)を100MHzから133MHzに高速化し、最新のPentium(R)IIIプロセッサをサポートします。 またメモリバスを2系統搭載する「デュアル・メモリ・バスアーキテクチャ」によるアクセススループットの向上ならびに高速I/Oバスのサポートなど、システムパフォーマンスを最大限に高めます。(「ES300」、「MS400」)
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(5) |
転送速度160MB/sを実現する「Ultra160 SCSI」に対応
SCSIインタフェ-スに、160MB/sの転送速度を実現する「Ultra160 SCSI」を採用。
また、同時に「Ultra160 SCSI」に対応したハードディスク、SCSIカードを提供。
ハードディスクの高速化、信頼性の向上を実現します。(ES300/MS400/MS600)
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【各モデルのポイント】
(1) |
エントリーサーバ「ES200」(モデル180後継機)
〜プライス・パフォーマンスに優れた1WAYエントリーサーバ〜
- 「0.18ミクロン・プロセス技術」を採用した新世代Pentium(R)IIIプロセッサ700/600E/550EMHz、プライスパフォーマンスの高いCeleron(TM)プロセッサ466MHzを採用
- 高速アクセスを実現するSDRAMメモリを標準で128MB搭載(最大768MB搭載可能)
- コンパクトな筐体に内蔵ハ-ドディスクを最大72.8GBまで搭載可能(3.5インチベイ×3、5インチHDベイ×1使用時)
- ファンの速度が変化する「プロアクティブ・ファン」機能により、低騒音化を実現,周囲温度の上昇により自動的に回転数を上げることが可能
- 「IMP(Integrated Management Panel)」を実装し、RAS機能を大幅に向上
- トラブルの未然防止/早期発見/原因究明の3段階で、支援ソフトウェアを提供
- IDEハードディスクを二重化し、低価格で信頼性を向上した「IDE-RAID1アレイタイプ」を提供
- 最新ネットワークOS「Microsoft(R) Windows 2000 Server」タイプを提供
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(2) |
エントリーサーバ「ES300」(モデル280上位機)
〜FSB133MHz・Pentium(R)lll 733MHzを搭載した2WAYエントリーサーバ〜
- 「0.18ミクロン・プロセス技術」を採用した最新プロセッサ「Pentium(R)lll 733MHz」を搭載、最大2CPUまで拡張が可能
- Intel840チップセットの採用により、ホストバスを133MHzに高速化,また、『デュアル・メモリ・バスアーキテクチャ』の採用により、1.6GB/sの高速メモリアクセスを実現、最大4GBまで拡張が可能(標準で256MB搭載)
- ホットプラグ対応のハードディスクベイを5ベイ用意,最大91GBまで拡張が可能
- 転送速度160MB/sを実現する『Ultra160 SCSI』に対応したオンボードSCSIを標準搭載、また、10,000rpmの高速回転ハードディスク(Ultra160 SCSI対応)を搭載可能
- PCIスロットを5スロット用意
- 冗長電源機能(ホットプラグ対応)、冗長ファン機能を装備して可用性を向上
- ファンの速度が変化する『プロアクティブ・ファン』機能により、低騒音化を実現,ファン故障や周囲温度の上昇により自動的に回転数を上げることが可能
- 『IMP(Integrated Management Panel)』を実装し、RAS機能を大幅に向上
- トラブルの未然防止/早期発見/原因究明の3段階で、支援ソフトウェアを提供
- 4Uの薄型シャーシを採用、ラックマウントタイプで従来より2/3にコンパクト化実現
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(3) |
ミッドレンジサーバ『MS400』(モデル380上位機)
〜FSB133MHz・Pentium(R)lll 733MHzを搭載した2WAYミッドレンジサーバ〜
- 0.18ミクロン・プロセス技術を採用した最新プロセッサ『Pentium(R)lll 733MHz』を搭載、最大2CPUまで拡張が可能
- Intel 840チップセットの採用により、ホストバスを133MHzに高速化、また、『デュアル・メモリ・バスアーキテクチャ』の採用により、1.6GB/sの高速メモリアクセスを実現、最大4GBまで拡張が可能(標準で256MB搭載)
- 最大160MB/sの転送速度を持つ「Ultra160 SCSI」の採用、および10,000回転の高速 HDにより、高速データ転送を実現。また、内蔵HDを最大8台搭載(ホットプラグ対応)、36GB大容量HDの採用により、291.2GBまで拡張が可能。
- オプションの基本ドライブケージ変換機構を使用すれば、内蔵で最大12台/2チャネルに拡張が可能で、ディスク負荷分散した高性能ディスクシステムを実現
- PCIスロットを6(64bit PCI×2,32bit PCI×4)用意、システム稼働状態でPCIカードの交換が可能な『PCIホットプラグ機能』対応(OSによる対応が必要)
- 冗長電源機能(ホットプラグ対応)、冗長ファン機能を装備して可用性を向上
- ファンの速度が変化する『プロアクティブ・ファン』機能の提供により低騒音化を実現し、ファン故障や周囲温度の上昇により自動的に回転数を上げることが可能
- 『IMP(Integrated Management Panel)』を実装し、RAS機能を大幅に向上
- トラブルの未然防止/早期発見/原因究明の3段階で、支援ソフトウェアを提供
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(4) |
ミッドレンジサーバ『MS600』(モデル580後継機)
〜Pentium(R)III Xeon(TM)プロセッサ搭載ハイパフォーマンス4WAYミッドレンジサーバ〜
- CPUにPentium(R)III Xeon(TM)プロセッサ550MHz(二次キャッシュ2MB/1MB/512KB)を搭載,最大4CPUまで拡張が可能
- 最大160MB/sの転送速度を持つ「Ultra160 SCSI」の採用、および10,000回転の高速 HDにより、高速データ転送を実現。また、内蔵HDを最大8台搭載(ホットプラグ対応)、36GB大容量HDの採用により、291.2GBまで拡張が可能
- オプションの基本ドライブケージ変換機構を使用すれば、内蔵で最大12台/2チャネルに拡張が可能で、ディスク負荷分散した高性能ディスクシステムを実現
- 冗長電源機能(ホットプラグ対応)、冗長ファン機能を装備して可用性を向上
- ファンの速度が変化する『プロアクティブ・ファン』機能の提供により低騒音化を実現し、ファン故障や周囲温度の上昇により自動的に回転数を上げることが可能
- 『IMP(Integrated Management Panel)』を実装し、RAS機能を大幅に向上
- トラブルの未然防止/早期発見/原因究明の3段階で、支援ソフトウェアを提供
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【GRANPOWER/OPEN WORLD ユーザ様向け会員サービス】
インターネット情報サービス「GRANPOWER/OPEN WORLD (URL:http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/granpower/)」ではお客様を対象にした無償の会員サービスを開始しています。本サービスは、ご利用のハードウェアに有効な技術情報、新着情報やセミナ等のメールサービスを提供します。現在、「GRANPOWER 5000シリーズ/FMサーバ」、「GRANPOWER 6000シリーズ/Kシリーズ」をご利用の方を対象に、「GRANPOWER/OPEN WORLD」で、入会の申し込みを受け付けています。
- サービス内容
技術資料など、ご利用機種の詳細情報などをご提供します。 新着情報やご利用機種に限定した情報のメールサービスを行います。
- 対象ご利用機種
「GRANPOWER 6000シリーズ」、「Kシリーズ」、「GRANPOWER 5000シリーズ」、「FMサーバ シリーズ」、「FMV-PRO」をご利用の皆様
【商標について】
- Intel,Pentiumは、Intel Corporationの登録商標です。
- Windows NT,Windows 2000は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- その他の製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以上
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