[ PRESS RELEASE ] |
1999-0231 平成11年11月1日 富士通株式会社 |
当社はこのほど、企業向けモバイル端末として、ペンタイプのハンドヘルドPC「PenCentra(ペンセントラ) 130」を商品化し、11月1日より販売を開始いたします。
近年、企業におけるネットワーク環境の普及に伴い、外出先から社内のネットワークに直接アクセスし、最新の情報を引き出したり、データを現場から直接送信するなど「モバイルコンピューティング」に対するニーズがますます高まっております。
今回発表の「PenCentra 130」は、ハンドヘルドPC用のOSである「Microsoft(R) Windows(R)CE, Handheld PC Professional Edition, Version3.0」(以下WindowsCE)の採用に加え、キーボードレスのペン入力方式により、立ったままでの入力ができ、モバイルコンピューティングをより一層追求した商品となっております。
本体は、持ちやすさを考慮したコンパクトなA5サイズ、約960gの本体重量、最大約10時間のバッテリ駆動を実現しているほか、見やすい7.8型のカラー液晶ディスプレイを採用しており、標準価格15万8千円(税別)を実現しております。
また、今回の新商品は、モバイル環境を考慮し、高信頼性を実現するために以下のような工夫を行なっております。
約60cmの高さから本体を落としてもデータなどを壊さないよう、筐体成形時に「異材質2色成形」(*1)技術を使用し、堅牢性を高めています。ハードディスクレスによる高い耐振動性も備えております。
さらに、8MBのFLASH ROMを標準搭載(16MBまで拡張可能)(*2)しており、万一、バッテリが切れても、データやプログラムの内容が消えないため、安心して利用することができます。
なお、今回発表の商品は、米国における当社の関連会社が9月に米国向け商品として発表いたしました「PenCentra 130」を日本語化し、同一ブランド名でワールドワイドに販売するものです。
【新商品の特長】
【標準価格】PenCentra 130本体:15万8千円(税別)
【出荷時期】11月10日より
【用語説明】
【商標】
(*1) カラーの異なる樹脂同士、種類の違う樹脂同士を一工程で成形する「異材質2色成形」技術を採用。耐衝撃性に優れた樹脂(ABS+PC)とポリウレタンエラストマーの2材質をこの技術により成形し、本体の外装として使用。 (*2) 不揮発性メモリのため、バッテリが切れてもメモリ内の情報を保持することが可能。標準で8MBを搭載し、オプションメモリを増設することにより、最大16MBまで拡張することが可能。
-以 上-