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1999-0113
平成11年5月24日
富士通株式会社
株式会社PFU

UNIXサーバ「GP7000Fファミリー」

全モデルの性能を向上し、製品ラインアップを拡充

SPEC(*1)ベンチマークテストで、世界最高性能を実現するプロセッサを採用

GP7000F

富士通株式会社と株式会社PFUはこのほど、UNIXサーバ「GP7000Fファミリー」にSPARC V9アーキテクチャで世界最高の処理性能を実現する「SPARC64 GP」プロセッサ300MHzを搭載したタイプを追加開発し、5月24日より両社から販売を開始いたします。
あわせて、サーバの設置効率が良いラックマウントモデルも追加し、同日より販売を開始します。

当UNIXサーバ「GP7000Fファミリー」は、富士通が開発するSPARC(スパーク)プロセッサ「SPARC64 GP」に、Solaris(ソラリス)基本ソフトウェアを採用したUNIXサーバです。昨年11月に発表して以来、Solarisを採用したUNIXサーバで富士通がこれまで大型汎用機の開発で培ってきた高信頼性機能が提供されるため、お客様の好評を得ています。

「SPARC64 GP」プロセッサ300MHzは、「GP7000F モデル400A」「GP7000F モデル400R」「GP7000F モデル600」に搭載しています。 これにより、従来の同モデルに比べ、整数演算で約1.2倍、浮動小数点(*2)演算で約1.5倍の処理性能の向上を実現します。
設置効率の良いラックマウントモデル「GP7000F モデル200R」「GP7000F モデル400R」を追加することで、製品のラインアップを拡充しました。

なお、「GP7000Fファミリー」のソフトウェアの機能強化として、富士通のグローバルサーバ「GS8000シリーズ」の基幹業務との連携を高速かつ容易に行う「XL(エクセル)データムーバ」と、クラスタシステムによる高速な並列処理を行う「SymfoWARE Server(シンフォウェア サーバ)並列クラスタオプション」を提供します。

【価格と出荷時期】

「GP7000F モデル400A」
「GP7000F モデル600」
「GP7000F モデル200R」
「GP7000F モデル400R」
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356万円(税別)より
1,300万円(税別)より
242万円(税別)より
326万円(税別)より

平成11年7月初旬より、順次提供します。

【販売目標】
UNIXサーバ全体で、今後2年間に国内と海外あわせて、22,000台の出荷を予定しています。
【主な発表製品について】
  1. 「SPARC64 GP」プロセッサ300MHz搭載タイプ

  2. ラックマウントモデル

  3. ソフトウェア
    1. 「XLデータムーバ」
      「GP7000Fファミリー」と富士通のグローバルサーバ「GS8000シリーズ」との間で、ディスクアレイ装置を介して大量かつ高速なデータ交換を行います。これにより、お客様の既存資産を活かしながら、マルチサーバ環境でのシームレスなデータ連携を実現します。

    2. 「SymfoWARE Server並列クラスタオプション」
      クラスタシステムで並列処理を行うオプションソフトウェアです。これにより、クラスタシステムの持つ高可用性と大規模な処理性能の両立を実現します。

【製品の特長】

  1. 「GP7000Fファミリー」
    「GP7000Fファミリー」は、基幹業務システムへの適用に十分な信頼性と運用性を提供します。

    1. 「GP7000F モデル400A」
      • CPUに64ビットRISCプロセッサ「SPARC64 GP」を最大4個搭載可能な「GP7000Fファミリー」の中核モデルです。
      • 250MHzまたは300MHzの「SPARC64 GP」プロセッサの選択ができます。300MHzの「SPARC64 GP」を搭載したタイプでは、プロセッサ単体で整数演算性能(SPECint95):19.2、浮動小数点性能(SPECfp95):29.0と、250MHzの「SPARC64 GP」プロセッサを搭載した従来のモデルに比べ、最大で約1.5倍の性能向上を実現しました。
      • 新開発の小型筐体を採用することで、従来の「GP7000F モデル400」に比べ、設置面積を約40%削減しました。これにより、オフィスやマシンルームのスペースが有効に活用できます。

    2. 「GP7000F モデル600」
      • CPUに64ビットRISCプロセッサ「SPARC64 GP」を最大8個搭載可能な「GP7000Fファミリー」の最上位モデルです。
      • 250MHz、275MHzまたは300MHzの「SPARC64 GP」プロセッサの選択ができます。
        300MHzの「SPARC64 GP」を搭載したタイプでは、プロセッサ単体で整数演算性能(SPECint95):19.2、浮動小数点性能(SPECfp95):30.5と、250MHzの「SPARC64 GP」プロセッサを搭載した従来のモデルに比べ、最大で約1.5倍の性能向上を実現しました。
      • システムバスには、高速なクロスバースイッチ方式を採用しています。複数バスからメモリへの同時アクセスを可能にすることで、最大5.6GB/sという広い帯域幅を実現しており、マルチプロセッサ構成時のCPU性能を最大限に引き出します。

    3. 「GP7000F モデル200R」
      • CPUに64ビットRISCプロセッサ「SPARC64 GP」を最大2個搭載可能なラックマウントモデルです。
      • 250MHzまたは275MHzの「SPARC64 GP」プロセッサの選択ができます。1,800mmのラックに、最大9台の「GP7000F モデル200R」が収納可能です。これにより、オフィスやマシンルームのスペースを、より効率よくご利用いただけ、設置コストの削減が行えます。

    4. 「GP7000F モデル400R」
      • CPUに64ビットRISCプロセッサ「SPARC64 GP」を最大4個搭載可能なラックマウントモデルです。
      • 275MHzまたは300MHzの「SPARC64 GP」プロセッサの選択ができます。1,800mmのラックに、最大5台の「GP7000F モデル400R」が収納可能です。これにより、オフィスやマシンルームのスペースを、より効率よくご利用いただけ、設置コストの削減が行えます。

  2. 「XLデータムーバ」

  3. 「SymfoWARE Server並列クラスタオプション」

【補足説明】

*1: SPEC
SPECint95、SPECfp95、SPECint_rate95、SPECfp_rate95は、米国システム性能評価評価協会(The Standard Performance Evaluation Corporation)が制定したシステム性能評価の単位です。
*2: 浮動小数点
floating point、数を指数部と仮数部によって構成する方法。
例:138.6 x 0.00004118=0.005707548は、
+3、.1386 x -4、.4118=-2、.5707548のように表す方法。
*3: トランザクション
端末装置の利用者が、中央処理システムにサービスを要求する仕事の単位。
【商標について】

以上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。