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1999-0152
平成11年7月15日
富士通株式会社

640MB容量光磁気ディスク装置

クラス最高速転送・最速シークを実現した3.5型光磁気ディスク装置を新発売

MO

当社はこのほど、従来のSCSIインタフェース機の高速転送、およびシーク*1性能を大幅に向上させた3.5型光磁気ディスク装置(MO)の新シリーズ2タイプを開発し、7月15日からOEM販売を開始いたします。

3.5型光磁気ディスク装置は、互換性の高い大容量リムーバブル記憶装置として広く使われており、当社は同装置のトップメーカーとして128MB、230MB、540/640MB、1.3GB容量の装置を順次開発してまいりました。本装置は、転送レート、およびシーク性能に関して高性能化したもので、さらに扱いやすくなります。
今回、平成10年に発売以来ご好評の640MB容量対応装置(製品名「MCB30xxSSシリーズ」)の高性能版として新シリーズ2タイプを開発し、OEM販売を開始いたします。

新シリーズは、以下の2タイプです。

(1)540/640MB光磁気ディスク装置 「MCE3064SS」
OEMサンプル価格
販売目標
:
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5万円(税別)
出荷2年後で200万台以上

(2)230MB光磁気ディスク装置 「MCE3023SS」
OEMサンプル価格
販売目標
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4万円(税別)
出荷2年後で100万台以上

■「MCE30xxSS」の主な特長■

  1. 新軽量キャリッジ*2とダイレクトアクセス&トラッキング*3方式による高速シーク実現
    新設計の軽量キャリッジにオブザーバーと学習機能を組み合わせた最適制御システムを開発することにより、高速シークを実現し、さらに高速回転にも対応しました。
    ・平均シークタイム:23ms(クラス最速)

  2. 高速回転4,558rpmとUltra SCSI対応による高速データ転送を実現
    新規キャリッジ、制御システムにより高速回転と安定したサーボ*4状態を両立し、さらに新規LSI開発により、高速インタフェースに対応しました。
    ・4.9MB/s
    ・20.0MB/s
    *ドライブ側 Max
    *インタフェース側
    (クラス最高速)
    (クラス最高速)

  3. 高い静粛性を実現
    軽量キャリッジとダイレクトアクセス&トラッキング方式により、機構部品数を削減し、サーボ発生音を大幅に低減しました。

  4. 当社従来機(MCB3064SS)との比較で-16dBの低騒音化

  5. 低消費電力を実現

  6. シンプルで高信頼性の光学系を新たに採用

【用語説明】

*1シーク : トラック間の移動。これにかかる時間をシークタイムという。
*2キャリッジ: 光学ヘッドを搭載した可動機構部。
*3トラッキング :媒体の溝にそって位置決めし、制御すること。
*4サーボ : レーザビームの位置決め(上下および半径方向)を媒体の動きに合わせて追従すること。

以 上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。