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1999-0009
平成11年1月21日
富士通株式会社

Excel 97のアドインソフトウェア「表OCR for Excel」新発売

〜表形式の書類を、罫線と文字を分けて認識し、Excel 97に利用できる〜

OCR-for-excel

当社はこのほど、株式会社富士通研究所(代表取締役社長:佐藤 繁、本社:川崎市)と共同で、表形式の書類のOCR(*1)機能を搭載した、「表OCR for Excel」を開発し、当社ならびに富士通ミドルウェア株式会社(代表取締役社長:渡邊 直昭、本社:横浜市)より、1月21日から販売を開始いたします。

これまでのOCRソフトウェアでは、表形式の書類を認識し、認識結果を利用するためには、罫線を引き直したり、認識した文字を埋め込む必要がありました。

今回、発表する製品は、表形式の書類の罫線と文字を分けて認識し、認識結果をExcelに自動的に入力する高度な機能を、業界で初めて実現したソフトウェアです。

また、本製品はExcelのアドインソフトウェア(*2)として提供するので、Excelのメニューから簡単に書類やイメージデータを、直接利用することができます。

なお、罫線の認識には、富士通研究所の開発した業界最高水準の罫線認識技術を使用しており、文字の認識には、イメージングソフトとして実績のある「ImageOFFICE(イメージオフィス)」のOCRエンジンを使用しています。

[価 格] 「表OCR for Excel V1.1」 12,800円(税別)
[提供開始]平成11年3月5日
[販売目標]1万本/1年間
[動作環境]
システム: Microsoft(R)Windows(R)98/95、Microsoft(R)Windows NT(R)4.0
が動作するパーソナルコンピュータ(AT互換機)
CPU:Pentium133MHz以上を推奨
メモリ:32MB以上
ハードディスク:12MB以上
[必須ソフト]Excel 97

(*1) OCR:
Optical Character Reader、紙面の文字に光をあて、その反射光線を受け、その文字が何であるかを識別して符号化する入力装置
(*2) アドインソフトウェア:
本体のアプリケーションソフトウェアの機能を強化する目的で、オプションとして追加するソフトウェア

[主な機能と特徴]

  1. 書類やイメージデータの表をExcelで活用
    スキャナにセットした書類や、ファイルに保存したイメージデータから、表を認識し、すぐにExcelで活用することができます。
    入力には、TWAIN対応スキャナ、または、イメージファイル(bmp,tiff,jpeg,pcx,png)が使えます。

  2. イメージデータの罫線/文字をExcelシートにそのまま貼りつけ
    表形式のイメージデータの罫線と文字の認識を同時に行い、認識結果は元のイメージそのままの形でExcelに貼りつけることができます。

  3. Excelのメニューから簡単操作
    OCRソフトウェアでは初のExcelアドインソフトウェアです。
    Excelのメニューから認識する書類やイメージデータを選択するだけで、簡単に使えます。

  4. 認識枠を指定し、部分ごとに指定が可能
    イメージデータ上に認識枠を設定し、選択した部分だけを認識させることができます。
    また、認識枠ごとに認識属性を設定して、さらに高度な認識を行うことも可能です。
    認識属性として、認識対象(表または文字列)、認識文字種、Excelシートへの貼りつけ位置などが設定できます。

  5. カラーのイメージデータも認識可能
    カラーで保存しているイメージデータも、自動に白黒に変換して認識することができます。オプションで、白黒に変換する時の濃さを調節することができるので、認識に最適なイメージを得ることができます。

以 上

*Microsoft、Windows、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
*Excelは、米国Microsoft Corporationの製品です。
*Pentiumは、Intel Corporationの登録商標です。
*その他の名称については、各社の登録商標または商標です。


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