[ PRESS RELEASE ]

1998-0192 1998年9月21日 富士通株式会社

当社はこのほど、米国エムパス・インタラクティブ社[Mpath Interactive, Inc. 本社:米国、カリフォルニア州 CEO:ポール・マトゥーチ(Paul Matteucci)]と提携し、同社が米国で運営する、インターネットを利用したゲーム&エンターテイメントサービスであるmplayer.com^TM(エムプレイヤー・ドット・コム)の日本での独占運営権を取得しました。
今回の提携により、当社は、日本のパソコンユーザ向けに、エムパス・インタラクティブ社のmplayer.comの技術を利用したネットワークゲームサービスを本年末より開始いたします。

エムパス・インタラクティブ社が米国で提供するインターネット・ゲーム&エンターテイメントサービスであるmplayer.com(エムプレイヤー・ドット・コム)では、80以上の人気のネットワークゲームをプレイすることができ、登録会員数は100万人を超えています。
mplayer.comは、単に、インターネット上で対戦ゲームをプレイする場を提供するだけでなく、対戦相手を見つけるためのマッチメーキング、他の人と会話をするための音声や文字によるチャット、様々な情報交換・交流の場となる掲示板やフォーラム、ネットワーク上で開催される種々のイベントやトーナメントなどを提供する、オンライン・エンターテイメント・コミュニティです。
mplayer.comは多くのゲームメーカの人気ゲームを一同に集め、ゲームメーカと協力してユーザにインターネット上でのゲームプレイの場を提供するアグリゲータ(aggregator:集める人)と呼ばれるサービス形態をとっています。

エムパス・インタラクティブ社の創設者であり、mplayer.comのGeneral Managerでもあるブライアン・アプガー(Brian Apgar)は、今回の提携について、日本市場でネットワークゲーム事業を立ち上げるために必要な、優れた経営資源と技術の融合をもたらすものとして、次のように述べています。

「日本は世界第二のインタラクティブ・エンターテイメント市場であり、日本の消費者は大きな期待を抱いている。富士通は、日本市場において強力なブランド力を持っているだけでなく、先端的な技術や品質の製品やサービスを提供する企業として広く知られており、mplayer.comブランドを日本に広めるための理想的なパートナーだ。」

当社は、既に、日本市場向けに、世界初となるゲーム機からのネットワーク型ロールプレイングゲーム「Dragon's Dream(ドラゴンズ・ドリーム)_(注1)」、及び、インターネット対応マルチプレイヤーロボット対戦ゲーム「MultiPlayer BattleTech(マルチプレイヤー・バトルテック)日本語版_(注2)」のサービスを提供しております。

今後、当社は、「ドラゴンズ・ドリーム」や「マルチプレイヤーバトルテック日本語版」で培ったネットワークゲームサービスの経験と、エムパス・インタラクティブ社が持つ技術、ノウハウ、及び、米国ゲームメーカとの協力関係を活用し、日本でネットワークゲームのアグリゲータサービスを展開してまいります。
なお、本サービスは、mplayer.comの優れた技術を基に、当社が独自に、日本の利用者向けにゲームを運営してまいります。
また、ゲームコンテンツについては、エムパス・インタラクティブ社が現在米国でサービスしているゲームを取り入れる他、国内のゲームメーカにも参加を呼びかけて、整備を図る予定です。具体的なゲームタイトルについては、検討中であり、順次発表させていただきます。

(注1)

Dragon's Dream(ドラゴンズ・ドリーム)はセガ・サターン版は1997年12月20日より提供開始、ウィンドウズ95版は1998年2月20日より提供開始。

(注2)

MultiPlayer BattleTech(マルチプレイヤー・バトルテック)日本語版は1998年1月27日より提供開始。

【 商標 】

mplayer, mplayer.com, Mplayerロゴ, Mpathはエムパス・インタラクティブ社の商標または登録商標です。
また、記載されているその他の会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

以上

mplayer.comは1996年10月にサービスを開始しました。 当時、mplayer.comはヤフー!インターネットライフのようなインターネット上の主要な業界紙から、最高のインターネットゲーム&エンターテイメントサービスとして評価されました。
mplayer.comは、最も広いジャンルにわたって、最高のオンラインゲームを北米の100万人を超えるゲームファンに提供しています。
1997年2月には、mplayer.comは商業オンラインゲームサービスとしては始めて、無料でインターネットゲームをプレイできる画期的なサービスを開始しました。これにより、ゲームファンは何千何百もの相手とインターネット上で無料でQuake(クエーク)、Scrabble(スクラッブル)やSpades(スペード)といったヒットゲームをプレイすることが可能となりました。
また、月額3.95ドル(≒530円)の料金でmplayer.comのPlus service(プラスサービス)に登録することにより、有料コンテンツ、ゲームのレイテイング(ユーザのゲームにおける熟練度認定)やランキング(ユーザのゲーム内での順位付け)情報、オンラインでのイベントやトーナメントにアクセスすることができます。
mplayer.comは、優れたコミュニケーション技術と先進的なソフトウェアを供給する先導的な役割を果たし続けています。mplayer.comは http://www.mplayer.com/ でご覧いただくことができます。
mplayer.comは、エムパス・インタラクティブ社の事業のひとつとして運営されています。エムパス・インタラクティブ社は、インターネット上で人と人とを結びつけるコミュニティを創造するための技術とサービスを提供する企業として、活動しております。