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1998-0118
平成10年6月15日
富士通株式会社

見やすい大画面タッチパネルを採用した

レーザスキャナ一体型ハンディターミナル『TeamPad7100』を新発売

-piccoloシリーズのエントリモデルも同時に提供-

teampad7100

当社はこのほど、大画面タッチパネルを採用し、無線LANに対応したレーザスキャナ一体型ハンディターミナルの上位モデル『TeamPad7100』を開発し、6月15日よりグローバルに販売開始いたします。

ハンディターミナルは、情報発生現場で、簡単、正確、かつ迅速に情報を収集する端末として戦略情報システム構築における重要な役割を担っております。
近年、それらに加えて、リアルタイム性、運用性向上の観点から、無線LANをはじめとするネットワークへの要求が急速に高まっております。また、お客様の業務の拡大に伴い、画面サイズやアプリケーション容量の拡大、寒冷地での作業といった過酷な環境への対応などさまざまな要求が強くなっています。
こうしたニーズに応えるため『TeamPad7100』では、大画面タッチパネルの採用、SS無線LANをはじめとするネットワークへの対応、使いやすい斬新なデザイン、耐環境性の向上など、手のひらサイズハンディターミナルとして高機能を実現しました。
『TeamPad7100』は当社グローバルプロダクトとして、従来からの『TeamPad7200/TeamPad7600』に加え、米国Fujitsu-ICL Systems社(本社:米国テキサス州)をはじめ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアなどの海外拠点より販売いたします。

また、レーザスキャナ一体型ハンディターミナルのエントリモデルとして、160gの小型軽量化を実現したpiccolo(FHT211E)も同時に国内向けに発売いたします。
今回の新機種の追加により、当社バーコードリーダ一体型ハンディターミナルは、ペン式、タッチ式、レーザ式など計8機種をラインアップし、お客様のニーズにフィットする幅広い選択が可能となります。

【『TeamPad7100』の主な特長】

(1) 見やすい大画面タッチパネルの採用(最大漢字10文字×18行*1)
(2) SS無線LAN*2(最高1Mbpsの高速通信)等の通信ネットワークに柔軟に対応
(3) キーを上に配置した使いやすいデザインで、片手でも楽に操作可能
(4) アウトドアに自信の耐環境性能(防滴, -20℃の寒冷地対応, 耐落下衝撃)
(5) グローバルプロダクトとして海外対応を実現
【piccolo(FHT211E)の特長】
(1) ワイシャツの胸ポケットに納まる優れた携帯性(60(W)×135(D)×31(H)mm,160g)
(2) 読取確認用バイブレータ機能を搭載(騒音下でも確実に操作可能)
【価格(税別)】 TeamPad7100:210千円より,piccolo(FHT211E):188千円より
【出荷時期】2機種とも平成10年6月末より

【販売目標】

バーコードリーダ一体型全体で
内、TeamPad7100で、
今後3年間で約10万台
今後3年間で約5万台
(国内、海外合計)
( 〃 )
【『TeamPad7100』の詳細な特長】
(1) 見やすい大画面タッチパネルを採用
  • 最大漢字で10文字×18行の大画面タッチパネルを採用し、操作性を向上しました。
(2) SS無線LAN等の通信ネットワークに柔軟に対応
  • PCMCIA2.1/JEIDA Ver4.2に準拠したPCカードスロットを装備しました。
  • 大容量フラッシュディスクカード等の記憶媒体に加え、SS無線LANをはじめとする各種通信環境に柔軟に対応できます。
(3) 使いやすい斬新なデザイン
  • キーを上に配置した、片手で使いやすいデザイン。
  • レーザスキャナ用トリガスイッチを左右上の3ヶ所に配置し、右手でも左手でも楽に操作可能です。
(4) アウトドアに自信の耐環境性能
  • JIS防滴II形仕様*3やMIL規格*4に準拠した強力な防滴性を実現しました。
  • 寒冷地での作業にも耐えられるよう-20℃の低温度環境*5にも対応します。
  • 耐落下衝撃性能について、1.5mコンクリート面落下時のメモリ保障*6を実現するなど、より一層強化しました。
(5) グローバルプロダクトとして海外対応を実現
  • OSにMS-DOS(R)Ver5.0を採用し、オープンな開発環境をサポートします。
  • 「Micorsoft(R) Visual C++(R) Development System for Windows(R)95 and Windows NT(R)」に加え、「HandyBASIC」の開発環境のサポートにより、従来機機種のアプリケーション資産の継承を図ります。
(6) 高性能レーザスキャナを搭載
  • 最大読取距離58cm*7、最大読取幅38cm*7の高性能レーザスキャナを搭載しました。
(7) 無線対応プリンタなど豊富なオプションを用意
  • ハンディターミナルから無線で通信可能な携帯プリンタなど、豊富なオプション品を用意しました。
【『FHT211E』の主な特長】
(1) ワイシャツの胸ポケットに収まる優れた携帯性
  • レーザスキャナ一体型で160gの軽量化を実現しました。
  • 60(W)×135(D)×31(H)mmと胸ポケットに収まるスマートボディです。
(2) 読取確認用バイブレータ機能を搭載
  • バーコード読取時に震えるバイブレータ機能の搭載により、騒音下でも確実に作業できます。
(3) 高性能レーザスキャナを搭載
  • 最大読取距離56cm*7、最大読取幅52cm*7の高性能レーザスキャナを搭載しました。
(4) 乾電池と充電式電池の2電源に対応
  • アルカリ乾電池とニッケル水素電池の2電源に対応し、運用環境に合わせて自由なバッテリを選択できます。
  • アルカリ乾電池運用時には、最長100時間*8の長時間運用が可能です。

以上

* Microsoft,Windows,MS-DOS,Micorsoft(R) Visual C++(R) Development System for Windows(R)95 and Windows NT(R)は、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
[注釈]
*1 : 12ドットフォントを使用して表示した場合の最大値。
*2 : Spread Spectrum(スペクトラム拡散方式)無線を使用したLAN。
*3 : 日本工業規格。機材を正規の取付状態にして4方向(前後左右)に鉛直から15°傾け、その上方200mm以上の高さから毎分3〜3.5mmの降雨量で10分間、水を滴下する実験を行った時、機器の内部に正常な動作を阻害する浸水がないこと。
*4 : MIL-STD-810E 506.3(手順1)相当。降雨率6inch/h(15cm/h)及び風速40mile/h(18m/s)で、30分間試験を行い、最後の10分間動作させること。
*5 : 結露なきこと。標準タイプのみ。
*6 : 1.5mの高さからコンクリート面への落下に対しメモリ保障。落下については、状況によって異なるため、画面などの破損については除く。テストは当社社内規格による。
*7 : バーコードの最小幅などのバーコード条件による。
*8 : 新品のアルカリ乾電池を常温で使用、バックライト消灯状態で5秒ごと1スキャンした場合。アプリケーションや運用環境により異なる。

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