[ PRESS RELEASE ] |
1998-0010 平成10年1月22日 富士通株式会社 |
当社はこのほど世界最小・最軽量モバイルイメージスキャナ(モノクロ・ペン型)「RapidScan(ラピッドスキャン)RS-10」(29,800円 税別)を開発し2月上旬より販売を開始いたします。
ノートパソコンが急速に普及する中、モバイル環境に対応した周辺機器の需要が高まっ ています。そこで、当社はデジタルカメラでは撮影が難しい文書やドキュメント(新聞、雑誌、ノートなど)の文字データを、外出先で簡単に読み込める、新コンセプトのモバイルスキャナを開発いたしました。
また、本スキャナはペン型を採用し、原稿に寝かせてスライドするだけで、400dpiの高解像度でA6サイズを2.6秒(*1)で読み取るなど、据え置き型スキャナに引けをとらない高性能を実現します。
新商品はノートパソコンと接続し、いつでもどこでも情報収集が快適にできます。例えば会議中に資料の要点を読み込んだり、図書館などで資料収集したり、また、街角でバスや電車の時刻表をスキャニングするなど、必要な情報を即座に読み込むことができます。
さらに、読み込んだ情報を文字データに変換することができるので、移動中に名刺をデータ化したり、収集した情報を加工、ファイリングすることが可能です。また、携帯電話と連携し電子メールやFAXでのデータ送信(*2)を行うことで、使い方が一層広がります。
【新商品の特長】
・ | 新開発の短焦点小型光学系により装置の大幅な小型化に成功。携帯に優れ、操作性も抜群な世界最小・最軽量のペン型ボディを実現。 - 幅183mm、奥行き17.6mm、高さ14.7mm、重さ約80グラム(スキャナ部のみ) - |
・ | 先進のLSI技術により高性能を凝縮。抜群の高解像度、高速スキャニングを実現。 |
・ | 400dpiの高解像度に対応し、細かな文字もクリアに読取可能。 |
・ | 1.1ms/Lineの高速読取により、A6原稿をわずか2.6秒(*1)で読取完了。 |
・ | PCカード(PCMCIA)によるPlug&Playでの接続が可能。 |
・ | 電力はPCカード経由でパソコン側から供給されるため、電池などの専用電源は不要。 |
・ | スキャナ装置上のスキャンボタンを押して、スキャナ部を原稿に寝かせ、手動でスラ イドするだけでスキャナドライバの起動からデータの読み取りまでが完了する簡単操作。 |
・ | 文字認識を使った文書管理/名刺管理、データのファイリングなどが行える統合ソフト「Scanbox」を標準添付。 |
・ | TWAIN規格に対応したドライバ(Windows95用)を標準添付。TWAIN対応の各種アプリケーションからイメージ読込が可能 |
【標準価格】 | 29,800円(税別) *PCカードなど添付品含む |
【出荷時期】 | 平成10年2月上旬 |
【販売目標】 | 今後1年間:3万台 |
(*1) | 最大速度(A4イメージ作成には読取最大幅がA6サイズのため2回に分けて読み取った後、添付ソフト「Scanbox」のスクラップ機能で2つのイメージの貼付処理が必要です。) |
(*2) | メール送信、FAX送信には専用のハードウェア/ソフトウェアが必要です。 |
(*3) | A6サイズ以上の読取幅をもつイメージスキャナで世界最小・最軽量(当社調べ) |
*Microsoft,Windows95 は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
以上