『HabitatII』の概要


HabitatII Wedding Screenshot

『HabitatII』(ハビタット2)は、パソコン通信ネットワーク上に構築された仮想都市に、多数のプレイヤーが同時にアクセスし、 互いにマルチメディアなコミュニケーションがリアルタイムで楽しめるオンライン情報サービスです。

HabitatIIは、前バージョンの「富士通Habitat」(平成2年2月サービス開始)の上位版として、平成8年3月に NIFTY-Serve 上で サービスを開始いたしました。アクセスには専用の通信ソフトウェアが必要ですが、当初の Windows 対応版に加え、平成8年7月には 家庭用ゲーム機「セガサターン」に対応した通信ソフト、11月には Macintosh 対応の通信ソフトも提供いたしました。 また、同じく11月には、NIFTY-Serve 経由に加えてインターネット経由での接続も可能とするなど、より多くのお客様にご利用いただけるよう、 サービスを拡張してまいりました。この結果、平成9年9月1日現在で1万8千名以上のお客様にご利用いただいています。

HabitatII センターのホストコンピュータの中に、架空の都市「エリシウム」が構築されています。「エリシウム」には、 商店街、住宅地、公園、森や山など、現実の都市と同じような要素が配置され、専用通信ソフトでセンターにアクセスすると、 その様子がパソコンの画面上に美しいグラフィックで表示されます。

プレイヤーは、自分の分身「アバター」となって仮想都市の中に入り、マウスを使って街の中を歩き回りながら、同時にアクセス してきた他のプレイヤーのアバターとキーボードを使ってお喋り(チャット)を楽しんだり、多彩な表情や動作を使ってコミュニケーションを 行うことができます。また、アバターは性別や体型、顔かたちを好みに応じてカスタマイズできるので、現実の自分とは 違うキャラクターになりきって、仮想都市の中でもう一つの生活を送ることもできます。

HabitatII では自分のアバターと相手のアバターが同じ場にいることが客観的にわかるような表示が特徴であり、アバター同士の会話も マンガの「吹き出し」の形で表示されるようになっています。このため、仮想空間内における自分や相手の状態を直感的に把握する ことができ、コミュニケーションが促進されやすくなっています。

また、架空の通貨「トークン」やアバターの所有物、個人専用の空間「ターフ」などの仕掛けを導入することで、繰り返し ご利用いただいているお客様が多いのも特徴で、仮想都市の中に独自のコミュニティを形成するに至っています。