[ PRESS RELEASE ] |
1997-0261 平成9年11月26日 富士通株式会社 |
当社はこのほど、Windows95 、WindowsNT 向け流体シミュレーション用前処理ソフト「Micro/Grid(マイクログリッド)」、および後処理ソフト「Micro/Post(マイクロポスト)」を開発し、11月26日より販売開始いたします。
「Micro/Grid」は、流体シミュレーションの前処理である計算格子の生成を行うソフトであり、流体シミュレーションの一般的な手法である有限差分法、有限体積法等で用いられる2次元,3次元の計算格子をインタラクティブに生成します。
「Micro/Post」は、流体シミュレーションの後処理である計算結果の可視化を行うシンプルでコンパクトなソフトです。
一般に流体シミュレーションでは、前処理( 主に計算格子の生成),解析, 後処理(主に計算結果の可視化)を行います。流体シミュレーションを行う研究者, 技術者の主な興味の対象は解析の部分です。このため、解析用のソフトは研究者, 技術者自身によって開発されることが多く、前処理、後処理は商用ソフトがよく使われております。
しかし、これら商用ソフトはワークステーション向けが多く、また高価でした。
近年、パソコンの性能向上, 流体シミュレーション技術の進歩により、パソコン環境における流体シミュレーション用ソフトのニーズが高まっています。当社はこのようなニーズに応えるため「Micro/Grid」、「Micro/Post」を開発し、10万円台という低価格で提供いたします。
【Micro/Grid(汎用グリッドジェネレータ)の主な機能】
【Micro/Post(CFD用可視化ソフト)の主な機能】
【価格】 | Micro/Grid:13万円(税別),Micro/Post:10万円(税別) |
【販売目標】 | 今後3年間で、250本の販売を見込んでいます。(両ソフト合計で) |
【動作環境】 | FMVシリーズなどのMicrosoft Windowsが動作する機種 Windows95,WindowsNT 3.51,WindowsNT 4.0 |
*Microsoft Windowsは米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。