[PRESS RELEASE] |
1997-0251
平成9年11月12日
富士通株式会社
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ワープロからネットワークコミュニケーションツールへ
Windows用ワープロソフト「OASYS V5」新発売
〜"オアシス専用機とWindows標準" 選べる2つの操作性で、使いやすさを追求〜
当社は、ビジネス系オアシスの後継機「FMV-DESKPOWER DC」搭載の「OASYS(V1.1)」とWindows用ワープロソフト「OASYS for Windows95」を統合、さらに操作性とネットワーク対応を強化した新しいWindows用のワープロソフト『OASYS V5』を開発し、当社ならびに富士通ミドルウェア株式会社(代表取締役社長:渡邊直昭、本社:神奈川県横浜市)より、平成10年1月23日から発売をいたします。
OASYS V5は、WWWブラウザから文書を直接操作できるActiveX Document(*1)/国際標準の構造化文書定義SGML(*2)など、先進技術への対応を積極的に行うことにより、ネットワーク時代に則したコミュニケーション機能を強化しました。
また、「初心者でもすぐに使える分かりやすい操作性」を追求し、500万台の出荷実績を誇るオアシス専用機での実績と、1,000時間におよぶユーザビリティテストを踏まえて、その操作性を大幅に向上いたしました。
〔OASYS V5強化のポイント〕
- オープンネットワーク環境への対応
- OASYSで作成した文書をHTML形式で保存する機能を強化、加えて先端技術ActiveX Documentへの対応により、既存のOASYS文書をWWWブラウザ上で表示、編集するなど、インターネット/イントラネット環境でスムーズに活用することができます。
- WWWサーバ上での文書管理ツール「OASYS Web Filer(*3) 」全文検索ツール「OASYS WebSearch for IIS(*4)」と組み合わせることにより、インターネット環境でのOASYS文書の共有を容易に構築できます。
- CALSや公文書への適用で注目度が高まっている「国際標準形式SGML」への保存や、Word97、一太郎8等の各種ワープロ文書形式の読み書きが可能です。
- 使いやすさを追求した選べる操作性
- 「OASYS専用機操作」を大幅に充実。わかりやすく分類された新しい初期メニュー、専用機に準じた機能キー配列など、キーボードを中心としたスピーディな操作環境を実現します。ワープロ専用機から乗り換えても違和感を感じません。
- 「Windows標準操作」もさらに強化し、他のWindowsアプリとの操作上の統一感を高めました。それぞれの操作は、自由に切替えたり、カスタマイズすることができますので、使う方にもっとも適した環境で文書作成が行えます。
また、OASYS V5を中心に、表計算機能、プレゼンテーション機能、パソコン通信機能等をセットにした、統合ビジネスソフト『OASYS Office V5』も同時に提供します。
さらに、他社アプリケーションからの乗り換えご優待として、『OASYS Office V5
グレードアップキット』を低価格にて提供いたします。
〔標準価格〕 [いずれもCD-ROM版、税別価格]
OASYS V5 | 20,000円 |
OASYS Office V5 | 38,000円 |
OASYS Office V5グレードアップキット | 15,000円 |
〔出荷開始〕平成10年1月23日
〔販売目標〕一年間で、50万本の販売を予定しております。
【無償バージョンアップ サービスを実施】
OASYS95 V4.1(11月12日以降販売分)、平成9年11月4日発表の、FMV-DESKPOWER DC/FMV-BIBLO DC搭載のOASYS V1.1およびFMV-DESKPOWER/FMV-BIBLO添付のOASYS95 V4.1につきましては、OASYS Office V5への無償バージョンアップサービスを行います。
〔OASYS V5の主な特長〕
- 操作性の強化
OASYS専用機の操作性を継承し、キーボードを中心としたスピーディな操作を実現した「OASYS専用機操作」とWindows環境での標準化を追求した「Windows標準操作」の2つの操作環境を用意。自由に選択、カスタマイズできます。
- ネットワーク対応の強化
HTML保存機能の強化により、OASYSが得意とする複雑な罫線表も、そのままHTML文書にできます。また、国際標準の構造化文書定義SGML保存や、Word97/95や一太郎8/7等の他ワープロ文書形式の読み書きも可能としました。
- 日本語処理機能の強化
オアシスが培ってきた日本語入力システムOAKを、さらに便利に、快適にしました。
平成10年2月施行の7桁郵便番号辞書の搭載や、手書き文字認識、変換履歴から文章の内容にあった変換候補を自動的に抽出する「話題変換」等の機能を追加しました。
- 使いやすさを追求した新機能
- マウスでの罫線引き機能
ワープロ専用機を継承したCtrlキーとカーソルキーでの操作に加えて、マウスでの罫線引きや括弧の入力にも対応しました。
- スタイル機能
「表題」「見出し」などに相応しい書式を簡単に設定できます。文書を構造化でき、HTML/SGML文書の作成も効率よく行えます。
- 要約機能
メールで送信された長文や大量文書も、要約文の自動作成機能により、短時間で簡単に内容を把握できます。
- 充実したヘルプ機能
Internetヘルプを新規に用意しました。文書作成中に、OASYS V5のホームページに接続すれば、最新の情報や便利な使い方が得られます。
〔OASYS V5動作環境〕
OS | Microsoft(R) WindowsNT(R) Workstation4.0/3.51
Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating System |
メモリ | WindowsNT4.0/3.51 | 32MB以上(OS含む)
を推奨 |
Windows95 | 20MB以上(OS含む)を推奨 |
ハードディスク | 110MB〜240MB |
- ActiveX Docement
マイクロソフト社の提唱するActiveXに対応するブラウザ上で各種文書の閲覧/編集が行えることを可能にした技術。
- SGML
Standard Generalized Markup Language
- OASYS Web Filer
OASYSで作成した書類/文書をインターネット/イントラネットへ公開したり、サーバ上で共有して管理するために、OASYS文書/書類一覧画面を自動的にHTMLに変換するツールです。インターネットの富士通ホームページから無償ダウンロードできます。
- OASYS WebSearch for IIS
マイクロソフト社が提供する全文検索サーバ (Index Server :IISに添付))を利用し、Web上のOASYS文書を全文検索できます。11月21日よりインターネットの富士通ホームページから無償ダウンロードできます。
<*3,4のダウンロードURL>
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/softinfo/product/oa/OASYS/hoasw300.html
- Microsoft(R)、Windows(R)およびWindowsNT(R)は、米国Microsoft Corporationの米国、およびその他の国における登録商標です。
- 商品名は、一般に各社の商標または登録商標です。
以上
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