[PRESS RELEASE]

平成9年3月27日 富士通川崎スポーツ・マネジメント株式会社

川崎フロンターレは、Jリーグ昇格に向けた強化の一環として、昨年のブラジルチャンピオンリーグ優勝チーム「グレミオ」と、選手の交流からユニフォームデザインの使用権など包括的な姉妹クラブ関係を締結いたしました。
現地時間3月26日20時(日本時間3月27日8時)よりサンパウロ市シーザーパークホテルにおいて、FABIO KOFF氏(全伯プロサッカークラブ協会会長)等、ブラジルサッカー界を代表する方々が出席したレセプションの中で、LUIZ C.S.MARTINS(グレミオ会長)、杉本 聰(富士通川崎スポーツ・マネジメント(株)代表取締役社長)による共同発表が行われました。
締結内容は、以下の通りです。

1. 姉妹クラブ関係
   
   • 川崎フロンターレがグレミオの姉妹クラブであることを公式に発表し広報することを認める。

2. Jリーグ昇格に向けての選手の補強および、ノウハウの提供
   • グレミオは川崎フロンターレがJリーグに昇格し、さらにJリーグで好成績をおさめるために必要な、移籍選手の選出および補強、プロサッカークラブとしてのノウハウや情報の提供等あらゆる協力を行う。
     選手強化の先駆けとして、マルシオ(FW)、シャイデ(DF)、および、ゴールキーパーコーチのゼッカの移籍を行いました。(1月30日発表済)

3. 若手選手の留学研修
   • グレミオは、川崎フロンターレの若手有望選手(年間1〜3名)の留学研修を引き受け、年齢に応じたクラスに配属し、通常の練習の他、グレミオの選手として登録し、州選手権など国内リーグに参加させる。
     第一弾として、佐原 秀樹(桐光学園高校卒)の研修を4月より実施します。

4. ホームタウン活動への参加/協力
   • 川崎フロンターレがホームタウン川崎市で実施する少年サッカー教室などに、グレミオの指導者を派遣し、サッカーの技術指導やスポーツマンシップの育成に協力する。

5. グレミオデザインの使用
   • ユニフォーム(練習用品も含む)やクラブフラッグ、ペナント等にグレミオのデザイン/カラーを使用することを認める。

6. ブラジルキャンプ時の協力
   • 川崎フロンターレがブラジルキャンプを実施する時、グレミオはホームグランド並びに、競技場内の施設、機能のすべてを提供する。
     (更衣室、医務室、食堂、トレーニング機器、移動バス、警備、その他)
     また、グレミオのコーチングスタッフ、医師等の協力や、練習試合のアレンジメントを行う。

7. 契約期間
   • 本契約の締結期間は3年間とし、双方の異議がなければ更に延長を行う。

〔ご参考:グレミオについて〕

(1)名称/創立

GREMIO FOOT-BALL PORTO ALEGRENSE (1903年9月15日)

(2)ホームグランド

ESTADIO OLIMPICO MONUMENTAL球場(55,000人)
PORT ALEGRE 市内

(3)主要タイトル

世界インタークラブ杯 (トヨタカップ)	優勝 1983年 準優勝 1995年
LIBERTADORES DA AMERICA杯 (南米クラブ選手権)	優勝 1983年 優勝 1995年
CAMPEONATO BRASILLERIO杯 (ブラジルチャンピオンリーグ)	優勝 1981年 準優勝 1982年 優勝 1996年
COPA DO BARASILL杯 (ブラジルカップトーナメント)	優勝 1989年 準優勝 1993年 優勝 1994年 優勝 1995年
RECOPA SULAMERICANA杯 (南米サッカー連盟トーナメント)	優勝 1996年
CAMPEONATO GAUCHO杯 (R.G.DO.SUL州選手権リーグ)	優勝 31回

(4)世界100大プロサッカークラブランキング

95年8位、96年3位

出典:INSTITUTO INTERNATIONAL DE HISTORICO E ESTATISTICA DE FUTEBOL 国際プロサッカー史料・統計院発行